仕事

素直すぎる就活生が面接で白状した“事実”「正直、本命じゃないです」

面接で泣き出した友達につられて…

 それには、面接官も困った様子だったという。 「とりあえず先に進めることになって、もう1人の就活生(Bちゃん)の番になったんですけど、Bちゃんも動揺しちゃって、一緒になって泣き出しちゃったんです。その時にはもう私も混乱状態で、面接なんてできる状態じゃなかったんですけど、私に回ってきまして……もちろん私も泣きました(笑)。もうね、そういう雰囲気だったのが原因なのか、自分でも制御できなくて。でも何とか最後までやりきって、面接終了って感じでした。帰り道は3人とも吹っ切れちゃってて、絶対落ちたねーって笑いながら話しました」  彼女たちへの合否連絡は3日後に来たそうだが、「まさかの全員合格でびっくり!! 面接で泣いた人をとってくれるなんて、ありがと~って感じでした」と富田さんは語る。  3人は後日、内定を祝って祝勝会をあげたらしい。入社後に、富田さんは内定を出したワケを面接官に尋ねると、「そういう素直で真剣なところがよかった」と言われたが、正直採用に関しては謎な部分も多い。世の中わからないものだ、そう感じるリアルな就活劇だった。

「え、おわり?」面接中に起きたまさかの悲劇

就職活動 出版業界を目指していた都内の大学生3年生、池田桃也さん(現在24歳・仮名)は面接官に激詰めされて、あることを白状したという。 「とある出版社の販売職に応募して、面接まではたどり着いたんですけど、その時に事件は起こりました……。ベンチャー企業だったから、面接も最初はかなりカジュアルで、たわいもない世間話からはじまって、しばらく会社の愚痴とかで談笑したあとに、さぁーやりますかって感じで、志望動機を聞かれたんです」  この時、池田さんはすっかり緊張感がなくなっていて、自然体で話し始めたという。それが、運の尽きだったとか。 「私、もともとは編集部志望だったんですけど、募集してなかったんで仕方なく販売部で応募したんですよ。それは隠しながら話すつもりだったのに、気が抜けちゃって、べらべらとこんな本作りたいとか言っちゃって(笑)」
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志望動機に疑惑。面接官も曇り顔に
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