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素直すぎる就活生が面接で白状した“事実”「正直、本命じゃないです」

志望動機に疑惑。面接官も曇り顔に

 このときから面接官の顔がなんとなく曇っている感じがしたという。 「面接官が私に対して『ほんとに販売部で働きたいの?』なんて聞いてくるから、私もそこで気づきまして。ヤバいと思って、急遽軌道修正したんです。しかし、時すでに遅しで、面接官は『さっきと今のはどっちがやりたいの? 編集部志望だけど販売部応募みたいなこと?』とか言われて、逃がしてくれなくて」  池田さんはここでもう無理だと察知した。 「白状したんです。編集部の応募がなかったんで、販売部に応募しましたって。当然、面接官も呆れるような反応で、時間もあれだしここで終わりにしようかと言われました」

「正直、本命じゃないです」と観念して白状

就職活動 池田さんはもうやり直す気力もなく、あえなく面接は終了した。そんな出来事が起きた数日後、驚きの連絡が舞い込んできたという。 「その会社の編集部から募集メールが届いたんですよ! 面接官の方が斡旋してくれたらしくて。ほんとに感謝しかないです。めちゃくちゃ嬉しかったな~」  その後、池田さんは色々あって別の出版社に転職したそうだが、この出来事は今でも心に深く残っているという。就活はツラくて大変なことも多いけれど、意外なところで上手く転がることがある。もし何か壁にぶつかったら、この話を思い出してほしい。 <取材・文/日刊SPA!取材班(南 来也)>
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