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「日本人形に呪い殺されそうに…」150体以上の呪物を集める男が体験した“怪奇現象”に戦慄

最凶の日本人形に呪い殺されそうに

tanaka_02――怪奇現象だけでなく、実際に呪いで不幸になったことはありますか? 田中:橙色の着物を着た木目込み人形にはやられましたね。150年以上続く一族の蔵に眠っていた呪物で、家の長男曰く「蔵の中央の梁に吊るされていた竹籠を開けたら、人毛でぐるぐる巻きにされた木目込み人形が入っていた」と。この人形が送られてきたのが’21年の夏。当時、全国のイベントに連れていきましたが、先々のホテルで毎夜夢に出てくるんですよ。 ――よく連れて歩けましたね……。その夢とは? 田中:真夜中に山の麓から山頂を見上げていると、体は動いていないのに、カメラのズームのように山奥に入り込む映像が目に映るんです。かなり奥まで行くと真っ赤な鳥居があって、そこには僕のほうを向いて立つ木目込み人形が……。さらに彼女の鼻に触れるくらい近づくと、鬼のような形相で僕を睨んでいて、「うわああっ」って悲鳴を上げながら目覚めるんです。で、5日目に僕は呼吸困難になって倒れて救急搬送され、命も危なかったみたいで。入院中も同じ夢が続くので、怖くなって人形を入れたロッカーを開けたら、首がパクッと傾いてました。
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