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心霊スポットでカッコイイ自分を演出!23歳男性が「彼女もろとも恐怖に陥った」ワケ

 昔から近づかないほうがいいとされている、心霊スポット。もしかしたらそこには、心霊現象以外に、もっと恐れるべき何かがあるかもしれない。ゾッとした夏の思い出を話してくれた滝川修司さん(仮名・23歳)は、「心霊スポットには近づくべきではない」と忠告する。
夜の公衆電話

※画像はイメージです(以下同じ)

心霊スポットでカッコイイところを見せたい

 修司さんは、友達の彼女の友達であるS子さん(21歳)と付き合いはじめたばかり。そんなS子さんにカッコイイところを見せるため、いろいろと計画を立て、実行していた。だが、だんだんとネタが尽きてくる。 「そこで思いついたのが、心霊スポットで自分のカッコイイところを見せることでした。ちょうど夏だということもあり、いつも仲良くしている男友達3人に声をかけ、あらかじめ驚かせるスポットを決め、事前にその場所を共有してほしいとお願いしたのです」  お金を払って協力を頼んだこともあり、友達3人も気合十分。S子さん以外で集まっては、山中の雰囲気ある心霊スポットを調べ上げた。そして、いざ現地へ。幽霊の存在をあまり信じていない修司さんたちとは違い、S子さんは幽霊が苦手。

電話で「やっぱりやめないか?」

「でも、怖いもの見たさもあったようです。そのため心霊スポットへ行こうと誘ったときから、恐怖と葛藤していました。とくに俺の車に乗り込むときは、何度も『やっぱり、やめない?』と聞いてきたほどです」  そんなS子さんをなだめながら、頼りがいのある男を演出し、大満足の修司さん。その頃、男友達3人は先に現地入りし、メイクや驚かせるための準備をしていた。ところが、その心霊スポットは、なぜかとても気味が悪かったとか。 「先に現地入りした男友達3人のうち1人から俺のところに電話があり、『何だか嫌な予感がする。やっぱりやめないか?』と電話がありました。その心霊スポットにある廃墟の荒廃がヒドく、落書きやゴミの不法投棄などもあって荒れ放題。『出そうで、怖い』と言うのです」
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電話を突っぱねて心霊スポットへ
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フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意

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