仕事

社員になれなかったコンプレックスで新入社員いびり。パートが告白する「心の闇」

被害者かもしれないあなたへ

 職場で不当に傷つけられたと感じることがあると思います。怒鳴ったり、生死に関わる発言でなくても、理不尽な扱いを受けたり、マウントを取られたりして不愉快な思いをすることがあるかもしれません。  自分の能力不足ゆえの失敗であったとしても、それを指摘する人には、あなたを人格的に貶めないようにする責任があります。やめてほしいと伝えてもやめてくれない場合、ネットで「パワハラ 相談」などで検索したり、職場にパワハラの窓口があれば、利用を検討してみましょう。  我慢しないで、改善を求めて声を上げていいのです。最近は法整備も進んでいますので、行政の窓口に頼るのも方法の一つです。

加害者かもしれないあなたへ

 働いていて、あとになってから「自分がやっていたことはハラスメントだった」と気づくケースは、よくあります。実は加害者本人の多くが、自分自身のニーズを見落としており、セルフケアが不十分なためにエネルギー枯渇に陥って、傷つきを怒りに変えて周囲の人へハラスメントをしてしまいます。周囲の人達をケアするのと同様に、セルフケアもしてみてください。  信用できる人に依頼して愚痴を言うのもいいし、休みの日は職場のことを考えなくていいのです。そして趣味にたっぷり時間をかけるのもいいでしょう。人によっては旅行だったり外食だったり、アウトドアスポーツだったりするかもしれません。本文のように昼寝でもサウナでも、あなたの好みで何でもいいのです。  持続可能な愛ある関係のために、誰かに寄り添ってもらったり、自身で寄り添ったりというセルフケアは、とても大切なのです。セルフケアと検索すると具体例がたくさんヒットします。ぜひ参考にしてみてください。
DV・モラハラなど、人を傷つけておきながら自分は悪くないと考える「悪意のない加害者」の変容を目指すコミュニティ「GADHA」代表。自身もDV・モラハラ加害を行い、妻と離婚の危機を迎えた経験を持つ。加害者としての自覚を持ってカウンセリングを受け、自身もさまざまな関連知識を学習し、妻との気遣いあえる関係を再構築した。現在はそこで得られた知識を加害者変容理論としてまとめ、多くの加害者に届け、被害者が減ることを目指し活動中。大切な人を大切にする方法は学べる、人は変われると信じています。賛同下さる方は、ぜひGADHAの当事者会やプログラムにご参加ください。ツイッター:えいなか

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モラハラ、パワハラ、DV
人間関係は“ことば”で決まる

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