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“毎日欠かさず唐揚げを食べる”のに、なぜ太らないのか…唐揚げマニアの女性を直撃

マニアがおすすめする唐揚げ店は…

唐揚げ

元祖 中津からあげ もり山

――新規出店の勢いがすごかった唐揚げ店も、現在は減りつつあります。ネット上では「唐揚げはオワコン」「唐揚げブーム終焉」という声も。 有野:確かに、閉店するお店が相次いでいます。コロナ禍の巣篭もり需要によって急激に増えた唐揚げ店が元の状態に戻ったともいえますね。また、鶏のエサや油などの価格高騰も閉店ラッシュに関係していると感じます。 ――では、あえて「今食べるべき唐揚げ店」を教えてください。まずは、定番店からお願いします。 有野:都内にもお店があってオススメなのが『中津からあげ専門店 吉吾』ですね。江戸時代から続く醸造元の醤油を使っていることもあり、味わい深いんです。また、部位ごとに一番美味しくなる形にカットするというこだわりも光ります。 ――醤油味の唐揚げ好きにはたまらなそうですね。 有野:もう一店挙げるとしたら、『元祖 中津からあげ もり山』ですね!第1次の唐揚げブームは、2009年に『もり山』が東京に進出したことがきっかけと言われているほど、ブームの火付け役的なお店です。 王道ながら塩唐揚げであるところが特徴。それに、九州産の鶏肉を使っているんですが、朝びきの鶏肉を仕入れて、必ずその日のうちに仕込むことで、新鮮な美味しさのある唐揚げになっています。

高温の油に手を突っ込む店、冷やして食べる店…

唐揚げ

努努鶏(ゆめゆめどり)

――では、個性派のお店をご紹介いただけますか? 有野:鳥取県にある『昇龍軒』です。「揚げたての唐揚げを食べて欲しい!」という強い思いがあるそうで、200度近い高温の油であげてるんですが、そこに素手を突っ込んで唐揚げを取り出します。 ――え!? 大火傷するレベルですよね? 有野:びっくりして、“トリ”乱しますよ!成型したような切り方ではなく、切ったそのままの状態を衣につけてあげているので形も独特。 ――他に個性派店はありますか? 有野:福岡の『努努鶏(ゆめゆめどり)』です。唐揚げといえば熱々というイメージですが、こちらの唐揚げは冷やして食べます。冷凍庫に保管していて、取り出して冷たいまま食べるんですよ! うっ“トリ”する美味しさで、私もよく食べています! ――「ザンギ」として唐揚げ文化のある北海道でオススメはありますか? 有野:札幌市に本店がある『中国料理 布袋』です。ここのザンギはとにかくサイズが大きいのと、油淋鶏にかかっているような甘辛のタレが絶品です! 小樽の『なると屋』もオススメです。半身揚げなので大きさもすごいですし、薄衣で低温調理しているので、皮のパリッと感と鶏肉のプリンプリンの食感はすごいですよ!
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唐揚げがラーメンや寿司と同列で語られるのが夢
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Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。

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