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居酒屋で大人気の“あの飲み物”も実は危険…?専門家が選ぶ「本当に避けたい添加物」7選

「生搾りサワーに発がん性物質」「焼肉のタレで糖尿病に」etc…。食中毒を防ぎ、長期保存を可能にする添加物は、食品には欠かせない存在だ。しかし、デメリットもある。添加物の日常的な摂取は体に大きな害を及ぼすのだ。専門家が選ぶ「本当に避けたい添加物」とは――。

知らないうちに食べている日本の食卓を脅かす添加物

[危ない食品]最新事情

生搾り系サワーには果物の産地が表示されていないことが多いが、輸入商品である可能性が高い

 居酒屋で人気の「生搾りレモンサワー」。果汁を手で搾った後は、皮ごとグラスに入れてかき混ぜるのがおいしい飲み方だ。  だが、「生搾り系サワーは人体に発がん性と催奇形性(胎児に奇形を生じさせうるリスク)の影響を与える可能性がある」と話すのは、加工食品ジャーナリストの中戸川貢氏だ。 「居酒屋など外食の場では、コストカットの観点から海外から輸入した果物を使っている可能性が高いです。とくに輸入された柑橘類には防カビ剤が使われていることがほとんど。この防カビ剤に発がん性と催奇形性があると疑われています」  防カビ剤はいわゆる食品添加物の一種。これは一例にすぎず、日本の食卓に並ぶ食品には人体に害を及ぼす添加物が無数に使われているという。  そんな添加物を避けるために、「無添加」などと書かれた商品を意識的に選んでいた人もいるかもしれない。

食品添加物の不使用表示に関するガイドラインが策定

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※写真はイメージです(以下、同じ)

 だが、こういった表示は原則’24年4月以降、すべての商品から消えることになる。中戸川氏が解説する。 「“無添加”と表記しておきながら何を添加していないのか不明確なケース、〇〇不使用と記載しておきながら実際は類似した添加物を使用しているケース、もともとその食品への使用が認められていない添加物であるにもかかわらず“不使用”と記載するケースなど、これまで消費者を騙すような表示が横行していました。そのような状況を改善するべく消費者庁は“食品添加物の不使用表示に関するガイドライン”を策定したのです」  このガイドラインでは、先に述べた3つのケースのほか、「人工・合成・天然・化学」といった単語が使えなくなるなど全部で10個の項目を設け、食品添加物の不使用表示を規制する。
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今後食品を買ううえで大切になること
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