声優アイドル・i☆Ris「30歳になっても見たい景色がある」
デビュー12年目を迎え、さらなる高みへ――。
怪盗の仮面を付けたメンバーたちがステージに登場し、ライブは幕開け。『Queens Bluff』をワンコーラスずつ歌うたびに、ひとりずつ仮面を外していく。
2曲目の「ありえんほどフィーバー」のイントロでは茜屋日海夏が「みんなのハートをジャックしに行っちゃうよー!」と声を張り上げ、会場からは大歓声が上がった。
コロナ禍でながらく声出しが禁止されていたため、客席から声援が聞こえる周年ライブは3年ぶり。最近ファンになった人もいるだろうからと、自己紹介ソングの「5STAR☆(仮)」などを数曲披露したあとは、息が上がった様子の山北早紀が「こっちがハートブレイクしそう(笑)」と話すほど、メンバーもテンション最高潮で息が上がるほどの熱血パフォーマンスを見せる。
この山北のコメントに対して、芹澤 優が「そんなにぶちあがっちゃうのは……アニバーサリーライブの声出し、3年ぶりだ〜!!」と叫び、声援に包まれる周年ライブを待ち望んでいた気持ちを表現した。
7曲目の「FANTASTIC ILLUSION」では、ステージ上で空っぽの箱から手品で“i☆Risの魔法の花”を5輪取り出すという動きを見せる。さらに久保田未夢の「本当に魔法の花なのか、試してみる?」という言葉のあと、5人が客席に降りて通路を練り歩き、それぞれが手にした花をファンに届けるという驚きの演出。客席に降りるのはまだしも、なにかを手渡すという演出はなかなか見ないだけに、ファンたちとの深い信頼関係を感じさせる。
続いて客席通路で披露した「ハートビート急上昇」の冒頭では、「あなたに向けて歌います」(芹澤)という言葉から、メンバー全員がたったひとりの女性ファンを見つめて、アタマサビの1フレーズを歌い上げるというさらなる驚きの演出が続き、客席の熱気も最高潮に。
11月26日、声優とアイドルの活動を両立するハイブリッドユニット・i☆Ris、がパシフィコ横浜国立大ホールにて、デビュー11周年ライブ「i☆Ris 11th Anniversary Live ~Heart Jack~」を開催。
熱気に包まれた周年ライブの幕開け
超接近パフォーマンスを大盤振る舞い
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