更新日:2024年03月11日 17:46
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20代のころは月収100万円を超えていたのに…42歳ベテラン風俗嬢が「ネカフェ難民」に転落したわけ

猫の多頭飼育を口実に、大家から退去勧告

「昨年8月にお金がなくて一度だけ家賃を滞納してしまったんです。それで足元を見られたのか、今まで黙認していた猫の多頭飼いを大家が指摘してきて『来月部屋を出ていくか、住み続けたいなら敷金2か月分を支払え』と迫られました。貯蓄もなく昨年10月に泣く泣く退去です。私が10万円で住んでいたその部屋は、今は12万円で入居者を募集していて、家賃を値上げするために追い出したのかなって」  現在は3匹の猫を実家に預け、自身は出稼ぎ風俗嬢として地方を転々とする。

漫画喫茶に寝泊まりする日々

 月収は25万〜30万円ほどで、基本的には出稼ぎ先の寮に住むが、店から店へ移動するときは漫画喫茶に寝泊まりする。猫の様子を見に時折実家に戻るが、親との仲が悪く結局寝泊まりはネカフェでするという。 「本当はホテルを利用したいけど、円安で観光客が増えたのか地方都市のビジホですら1万円超えと泊まる気になれません。2年前までワンコインで居座れたファミレスでさえ、今は油断すると1000円を超える。おちおち外食もできないですね。風俗嬢の価格はデフレなのに、世の中はこんなにもインフレって、意味がわかりませんよ」  それでも、再び愛猫たちと暮らす日を夢見て、山田さんは生活を切り詰め貯蓄に励む。 取材・文・撮影/週刊SPA!編集部
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