居酒屋併設の完全個室サウナ。ととのい後のサ飯がうますぎる!【ミスSPA!2022 新 唯/ベストサウナVol.15】
週刊SPA!主催の新人発掘オーディションを勝ち抜いた「ミスSPA!2022」たちによる、連載「ベストサウナ」。第15回は『恵比寿サウナー』をレポートする。
●今回のサウナー・ミスSPA!2022 新 唯ちゃん
1997年、栃木県生まれ。グラビアほかレースクイーンとして活躍中。公式X(@arata_yui_)
サウナ後に食べるご飯は、なぜあんなにおいしいのか。一説には塩分や糖が発汗で失われているからとも言われるが、それだけにとどまらない不思議な引力がある。もはや「サ飯」は、サウナ文化のひとつだ。
JR恵比寿駅西口から徒歩4分。駒沢通り沿いにサウナネオンの輝くおしゃれな雑居ビルがある。1階が蕎麦酒場、そして2階に個室サウナを併設した「恵比寿サウナー」は、そんなサ飯にフィーチャーした、個性的な飲食店だ。オープンはコロナ禍真っただ中の’21年9月。情勢を鑑みて、飲食だけでは厳しいと判断し、自分たちの好きだったサウナと組み合わせることを考えたのだという。
サウナ室は4部屋あり、大きさによって最大4人まで同時利用が可能。コンパクトながら、サウナ、シャワー、ととのいスペース、着替えなど一室で完結する利便性がうれしい。暗めの落ち着いたおしゃれな空間で、セルフロウリュ用のアロマが選べたり、スピーカーの貸し出しなど、サ活を自分好みにカスタマイズできるのも魅力だ。
95℃のサウナ室はしっかり熱く、セルフロウリュでさらにアチアチに。熱の回りもよく、ゴロリと横たわれば蒸気が全身にジワジワと降り注いでくる。これぞプライベートサウナの醍醐味だろう。水風呂はないが特大のオーバーヘッドシャワーで8℃の冷水を浴びることができるのでクールダウンもばっちり。全サウナ室に設置されたサーキュレーターが心地よい風を吹きつけてくれる。
そして、特筆すべきは、2300円(平日1人/70分)という、個室サウナとしては非常にリーズナブルな利用料金だ。サウナのみ、居酒屋のみ利用も可能だが、ぜひ組み合わせて楽しんでもらいたいと、あえて価格を下げているのだとか。
1階の蕎麦酒場は、長野県・信濃町産食材を使ったメニューを中心に、こだわりの蕎麦や、日本酒などのアルコール類も充実。オリジナルドリンクのウォロポ(ウォッカ&オロポ)は、ぜひ一度試してもらいたい一品だ。
ちなみに、一コマ70分という、やや物足りなさも感じるサウナの時間設定は、その後の食事まで含めた「ととのい」を想定しているからと聞き、なるほど、「サ飯」には、まだまだ大きな可能性が秘められているようだと実感した。
<取材・文/森野広明 撮影/三橋直人>
居酒屋併設の完全個室サウナ。ととのい後のサ飯がうますぎる!
蕎麦屋の2階がまさかのサウナ
<取材・文/森野広明 撮影/三橋直人>
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