更新日:2024年02月21日 15:08
エンタメ

“相方がこの世を去った”人気マジシャンの今。「いつかピンで『笑点』に出たい」

息子とナポレオンズの芸をやることも

ナポレオンズ

今でも舞台に立ち続けている

――物理的に、人が二人必要なネタもあると思いますが。 ボナ植木:今でも「頭ぐるぐる」を見たいというお客様はいらっしゃいますね。そのときは、息子で落語家の三遊亭好の助と一緒に行って、「頭ぐるぐる」や人体浮揚をやります。好の助は結構うまくやっていますよ。 ――現在はどんな思いで舞台に立っていらっしゃいますか? ボナ植木:名刺には「70歳の新人ピン芸人マジシャン」と書いてあります。コロナも落ち着いて来た昨年くらいからぼちぼち仕事も入ってきています。でも今は、アシスタントもいない新人ですから荷物を自分で持って移動しているんです。芸人は体力が大事だとつくづく感じています。お客様には“不思議と笑い”両方とも楽しんでもらいたいと考えていまして、それこそが「ナポレオンズ魂」といってもいいかもしれません。

いつかピンで『笑点』に出たい

――今後の展望を教えてください。 ボナ植木:まずはピン芸人としての認知度をもっと上げたいですね。ピン芸人としてまた『笑点』にも出られたら嬉しいですね。そして、演芸だけでなく講演もやっていきたいと思っています。 ――マジック講座のような講演ですか? ボナ植木:いえ、テーマは「詐欺予防」です。実は、詐欺師と手品師の手口は同じなんですよ。マジックを見せながら「人はなぜダマされるのか」を学んでいただくことで、詐欺予防のお役に立てればいいかなと思っています。 ===== 突然の別れを経て、今ではピン芸人として研鑽を積むボナ植木氏。あくまで謙虚に、目標に向かって努力を続ける姿勢は誰しもが見習うべきではないだろうか。 <TEXT/Mr.tsubaking>
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
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