週刊SPA!主催の新人発掘オーディションを勝ち抜いた「ミスSPA!2022」たちによる、連載「ベストサウナ」。第16回は『タイムズ スパ・レスタ』をレポートする。 ●今回のサウナー・ミスSPA!2022 峰尾こずえちゃん 長野県生まれ。主にグラビアで活躍。公式X、インスタグラム（＠Kozurin69） 都内有数の繁華街・池袋。ランドマークとなるサンシャインシティの目の前にあるビル型駐車場「タイムズステーション池袋」の上階に、タイムズ スパ・レスタはある。「都心の大人のスパ施設」をコンセプトに、’06年10月に開業した同施設は、池袋の雑多な街並みからは想像できないほどの落ち着いた空間で、多くのサウナーからの熱い支持を集めてきた。そんなレスタが、’23年2月20日に大規模なリニューアルをしたのだ。 これまでミストサウナのみだった女性浴室にフィンランドサウナを新設。男性女性浴室ともに炭酸泉が導入し、サウナ後の“締め”が格段に高まったほか、リラックスラウンジや館内着をリニューアル、18席限定のプレミアムラウンジを利用できる「プレミアム入館」も新設。くつろぎ空間をより意識したものに。 ●Point：桶シャワーで、冷たい水を頭から被る快感！ 男性サウナに大きな変更点はないが、最大30人を収容できるフィンランドサウナは安定感抜群。83℃とマイルドながら、1時間に2回のオートロウリュが熱く、3段目に座れば体感温度は相当なもの。 かねてより行われてきたアウフグースも進化を続けている。スタッフたちの意欲が高く、さまざまなアイデアを考案しているそうだ。最も新しいのが、ウィスキングを学んできたスタッフが、アウフグースにウィスキングの要素を入れて考案した「ピサラ」。 さらに、暗いサウナ室にヒーリング音楽が流れる「アーネトン」、サウナストーンの上にアロマ氷を置いたロウリュ体験「キューゲル（女性サウナのみ）」など、バラエティに富んだプログラムを提供している。 15℃とただでさえ冷たい水風呂は、フレークアイスの利用で、ブーストが可能。サウナーのツボを押さえた、かゆいところに手が届くサービスが嬉しい。都心ながら露天風呂エリアが広いため、外気浴にもまず困ることはないだろう。 サウナブームの以前から人気の温浴施設だったが、リニューアルで「レスタらしさ」を追求した設備やサービスのクオリティアップをしたことで、土日の混雑緩和にも繋がりレスタならではの魅力はアップしたとのこと。これからも「ゆっくりくつろげる、静かな雰囲気」を保っていきたいと話してくれた。それは、まさしくサウナーがレスタに求めるところでもある。その強みを施設側が理解してくれているのが嬉しかった。
＜取材・文／森野広明　撮影／三橋直人＞