サウナ室も水風呂も、ボタンひとつで天から大量ミストが降り注ぐ!【ミスSPA!2023 戸塚咲季/ベストサウナvol.24】
週刊SPA!主催の新人発掘オーディションを勝ち抜いた「ミスSPA!2023」たちによる、連載「ベストサウナ」。第24回は『サウナ霧宙(むちゅう)』をレポートする。
●今回のサウナー・ミスSPA!2023 戸塚咲季ちゃん
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現在のサウナには、銭湯に多く見られる高温カラカラの「乾式サウナ」と、近年主流になりつつある室温はマイルドだが蒸気で体感温度を高める「フィンランド式サウナ」の、大きく2つの流れがある。温度と湿度の関係性を知ることは、サウナーの第一歩と言えるだろう。
今年1月、両国にオープンした「サウナ霧宙」は、そんな“湿度”に注目して、新しいサウナスタイルを提案する施設。「霧」と「宙」の2つのルームのうち、今回は最大5人まで利用できる「宙」を体験した。
●Point:サウナ室の壁面についたボタンを押すと、天井から大量のミストが!
プライベートサウナとは思えない開放感のある広々とした空間で、サウナ室も4段ある珍しい縦長の作り。壁にある「霧宙ミスト」ボタンを押すと、上部から大量の霧が噴き出し、強烈な熱気が駆け巡る。下部にたまった霧は、徐々に温められ、足元から熱が浮き上がってくる不思議な感覚だ。このときに「セルフロウリュ」をすることで、上下から熱気に挟まれる蒸気のサンドイッチが体験できるという。なるほど、そのための段差なのかと気づかされる。
さらにSAWO製のストーブはスチームジェネレーター付きで、コポコポと沸騰音を響かせながら湿度を保ち続ける。これらの異なる霧に包まれ、体感温度はゆうに100℃を超える熱さになった。
また、「冷頭スプラッシュ」という試みも。サウナ室で氷水を浴びられるのだが、さながらマラソン途中の給水のように、もう一息踏んばれる。もちろん浴びる瞬間も気持ちいいが、いつもよりも半歩追い込めるので、目の前の水風呂に飛び込めば、途端に至福のひとときが待っている。
●Point:水風呂にも、大量のミストを降らせるボタンあり
水風呂は15℃前後の心地よい温度帯。こちらにも「ミストトノイ」ボタンが設置され、頭上から約1分間の霧スプラッシュを浴びられる。内気浴は椅子、フルフラットベッド、ハンモックと用意され、好みに合わせて選ぶことができる。特に、ハンモックの浮遊感が、このサウナとマッチしている気がした。
帰り際、ヒリヒリやつっぱりといった肌の違和感がないことに気づく。これはまさに高湿度ならではだろう。肌への負荷が小さいことはもちろん、サウナ室で呼吸がしやすいのでサウナの息苦しさが苦手なビギナーにもおすすめだ。この新体験に、すっかり“夢中”になってしまった。
<取材・文/森野広明 撮影/三橋直人>
“湿度”に特化した個室サウナ!
サウナ室も水風呂も、ボタンひとつで天から大量ミストが降り注ぐ!
<取材・文/森野広明 撮影/三橋直人>
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