更新日:2024年05月11日 10:20
ライフ

113キロから「10ヶ月で53キロ減量した」30代男性。秘訣は「食事の改善と毎日のウォーキングだけ」

10ヶ月で「53キロの減量」を達成するまで

建部博氏

途中で大きなリバウンドをすることもなく、60キロを切った

——そうした状態からたった10ヶ月で「53キロの減量」を達成できるとは、にわかには信じがたいほどです。一体どのような取り組みを? 建部:食事の改善と毎日のウォーキングだけで減量しました。当時食べていたのは、コンビニで売っているカットキャベツ2袋にスティック野菜のみ。家が埼玉で職場が東京なので、「都内では食べない」ことを徹底していました。お酒も一切飲みませんでしたし、ソフトドリンクもブラックコーヒーなど、0カロリーのものだけ。あまりにシンプルかつ極端過ぎるので、人には決して勧められないのが残念なところです(笑)。 ——ツッコミどころが渋滞していますね(笑)。順番にお伺いしたいのですが、アルコールはいきなりゼロにできるものだったのでしょうか。 建部:倒れてからの2〜3週は決意するまでもなく控えていました。ただ、休肝日のない暮らしが常態化していたので、アル中ではとの不安もあって、医師に聞いたんです。しかし「それだけ我慢できるなら、アル中ではないよ」とあっさり言われて。それが自信となって、難なくお酒を断てました。

「2時間のウォーキング」が習慣に

——断酒はともかくとしても、栄養不足は気がかりです。低血糖などの体調不良は起こらなかったのですか? 建部:起こらなかったから完走できたという結果論だけなので、「絶対に真似しないでください」としか言えないのですが……。ただ、私自身の健康状態としては、減量中でも向上していたほどです。たとえば健康診断の数値は、ダイエット以前は4割がB、3割がCなんて、目も当てられない有様。それが半年後には9割がAとなるまでに漕ぎ着きました。 ——一方のウォーキングもBMI41.5を前提とすると、膝や腰への負担が気になるところです。 建部:少しずつ距離を伸ばしていったのが幸いしたようです。関節まわりのトラブルには見舞われないどころか、開始前に抱えていた膝の軽微な痛みが消えましたね。一駅分程度から開始して、距離に慣れたらもう一駅。これを繰り返していき、最終的には2時間のウォーキングが習慣となりました。 ——ここまでストイックな取り組みができるとしたら、もはや3桁オーバーまで太ってしまったことの方が不思議にも思えてきます。 建部:一番の理由は、太ることに無関心だったからですかね。会食や仕事のパフォーマンスの方が体重の多寡よりも大事だしと、気にしていなかった。もちろん、ダイエットに挑戦することも時にはありました。10キロ程度落としては、すぐにリバウンドの繰り返しでしたが。
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コンビニで買えるビール類はほぼ全制覇しています。本は紙派。さらに調味料と服とスペースエイジ系のインテリアを収集しているため、収納不足に陥りがちです。好きな検索ワードは「備忘録」
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