更新日:2024年05月16日 17:01
デジタル

モノを壊しまくる“Appleの新CM”に批判が殺到。それでもブランディングとしては「成功」と言えるワケ

主張は変えず・隠さず公表する

 時代の変化とともにさまざまな規制が生まれ、時世的に面白い広告が打ちにくくなってきていることは事実だ。しかし、イノベーティブがしにくい苦しい時代だからといって、万人に好かれる中庸を選択することほどの悪手はない。 「これはAppleに限らず、すべてのブランドや企業に言えることです。ブランドを確立するために、どんな手法を使い、どんな戦略を打つのか。また、どこまでやるのかを吟味しなければなりません。  そして、オリジナリティーを持たせて注目を集めるためには、尖った部分も必要です。場合によっては批判も受けるかもしれません。それでも、主張や信念は変えず、決して隠さない。そんな覚悟を持って、まっすぐに突き進んでいただきたいですね」 <取材・文/安倍川モチ子>
経営コンサルタント、共感ブランディングの提唱者。株式会社SKY PHILOSOPHY 会長。40年近く、企業アイデンティティーやブランドコンセプトの確立を専門とし活動。2011年より「真のブランディングを世に伝える」ことをミッションに、講演、講師、コンサルティングを行う。2024年、著書『共感ブランディング®ドリル』で、自身の体系的オリジナルロジックを一般公開。ブランディングのわかりやすい実践書として高評価を得ている
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