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防災グッズで見過ごされている「靴」。生き残るために“最後に頼りになる”防災スニーカー3選

TEVA「アウトフローユニバーサル」水辺も酷暑もお任せの非常時の頼れる相棒

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TEVA「アウトフローユニバーサル」。1万7600円。写真は公式HPより

避難途中に靴が濡れてしまっても平気なのがTEVAのアウトフローユニバーサル。水辺を歩いてもすぐに乾き、全体がソックス仕様で素早く履けます。紐の代わりに3か所のマジックテープで足を固定しますが、場所が秀逸。・甲まわり・カカト周り・指周りを自在に締められるので、やわなスニーカーよりよほどしっかり歩けます。ベルト自体も太いので、軍手をつけたままや、濡れてかじかんだ手でも容易にアジャストが可能です。とにかく非常時でもストレスフリーで脱着でき、ソックスと重ねれば真冬以外いつでも履けるのが頼もしい。 私も過去、カヌーを乗るときにこの手のタイプを愛用していました。カヌーは下半身がずぶぬれになるのですが、TEVAは乾くのがあっという間。カヌーを降りて、未舗装道路を重いカヌーを車まで運び、そのままテントで過ごすのですが、この1足だけですべてこと足りました。

最低コストで対策できる「踏み抜き防止インソール」

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モリト「踏み抜き防止インソール」。1320円。写真は公式HPより

職業柄、決まった靴しか履けない場合は、「踏み抜き防止インソール」があるだけでも効果的です。ステンレス製もありますが、おすすめはさらに丈夫な特殊繊維製。防弾チョッキにも使われる素材のものがワークマンなどで2000円以内で手に入ります。 薄いのでカバンにしまうのもアリですが、緊急性が高い現在であれば、普段の靴に入れておきましょう。インスタやネットで販売されている「格安・おしゃれ安全靴」は、実はなんでもないスニーカーにこの踏み抜き防止インソールを入れただけのものが数多くありますが、必要なのは中身だけです。 東日本震災の直後から、革靴とパンプスの売り上げは半減しました。それでも「スニーカーで歩ければいい」と思っていたところに、能登半島震災での大津波警報。先日の巨大地震注意でも、津波や建物の倒壊が頭をよぎった人も多いでしょう。スニーカーを履くのにもたつき、紐がルーズで脱げてしまったらそこでアウトです。最後に頼りになるのは自分の足と靴しかありません。意外と危ないのが、スリッポンやサイドゴアブーツのような「ゴムだけで」足を固定するもの。歩くにはいいのですが、都会の雑踏がパニックになって人に踏まれると、容易に脱げることがあるので、気をつけてください。
こまつ(本名・佐藤靖青〈さとうせいしょう〉)。イギリスのノーサンプトンで靴を学び、20代で靴の設計、30代からリペアの世界へ。現在「全国どこでもシューフィッター」として活動中。YouTube『シューフィッターこまつ 足と靴のスペシャリスト』。靴のブログを毎日書いてます。「毎日靴ブログ@こまつ
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