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「一日中、家でゴロゴロ」は逆に疲れる!やってはいけない休日の行動7つ

休養の常識を疑い、見直す

土日はしっかり寝て、家で休んでいるのに……どうも疲労感が残る。これは「現代人には脳疲労が加わり、従来の回復法では芯から回復できず、むしろ疲労が増すようなこともあるからです」と解説するのは前出・片野氏だ。「絶対にやってはいけないNG行動」にある“一日ゴロゴロ”はその代表例と言える。 「疲労を打ち消すには、自分に合ったチャージ方法を見つける必要があるのです。睡眠や食事、運動といった生理的なもの、友人や家族との親交や好きな趣味といった心理的なもの、旅やワーケーションで環境を変える社会的な休養、複数の方法を掛け合わせることをオススメしています。多様な休養の選択肢を持つことが、攻めの休養になります」 まず多様な休養の選択肢を持つ。そして、休みに対するマインドセットも要更新だ。 「皆さんもスマホの充電が少なければ、電源コードを挿してから寝ますよね。休養も同じです。疲れを感じる前に自分でコントロールする。主体的に休むことが何よりも重要なのです。 例えばカレンダーアプリの設定を土曜日始まりに変更し、休日→平日というスケジュールの組み立てにシフトすると、生活リズムが変わります。休みが後ろにあると思うと、疲労を週末まで我慢しようとしてしまう。週末にフル充電して、平日に高いパフォーマンスを発揮する意識を身につけましょう」 漫然と休む週末との決別。攻めの休養へ一歩踏み出そう。
土日で回復する[最強の休息法]

従来の休み方を卒業し、軽い運動や旅行、趣味の活動といった攻めの休養に置き換えることが疲労解消への近道だ

【博士(医学) 片野秀樹氏】 日本リカバリー協会代表理事。ベネスク執行役員。休養に関する社会のリテラシー向上のための啓発活動に取り組む。著書に『休養学』
土日で回復する[最強の休息法]

博士(医学)の片野秀樹氏

【睡眠専門医 渥美正彦氏】 精神科と心経内科での臨床経験を生かし、患者の脳と心の問題に対応。著書に『子どもの発達障害がよくなる睡眠の教科書』など
土日で回復する[最強の休息法]

睡眠専門医の渥美正彦氏

取材・文/週刊SPA!編集部 イラスト/にぎりこぷし
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