更新日:2024年11月17日 09:21
エンタメ

「ポケモンカード」バブルは弾けても新たなブームの兆し。アプリ『ポケポケ』の衝撃

初心者でも対戦しやすい簡易ルールを導入

対戦は1試合5分前後と、本家と比較すると手軽に遊べる

 対戦ルールはスマホ用にカスタマイズされ、本家のデッキ60枚に対し、エネルギーカードを省いた20枚構成でサクサクと進みます。「運の要素が強い」という声もありますが、「簡易版で誰でも遊びやすい」「特別な準備が必要ない」など好意的な声が目立ちました。  現段階ではカードは全301種。第一弾「最強の遺伝子」は、ミュウツー、ピカチュウ、リザードンの3種のパックが用意されています(収録カードは『ポケポケ』独自のもの)。トレード機能については「今後のアップデートにて実装予定」と予告されています。

間口の広さで全世界的に社会現象化する!?

 スタートダッシュを決めた『ポケポケ』ですが、ポケモンカードに興味がなかった層にまで浸透し、社会現象的な大ブームになるポテンシャルを秘めています。  一番の強みは、やはり間口が広い点。スターターパックを購入しなくてもよく、無料で1日2パック分コレクションを増やせるというのは、無課金や微課金中心のライト層には大きな魅力です。対戦ルールがシンプルなのも初心者には嬉しいところ。  また、今後コラボなどでさまざまな限定デジタルカードが登場すれば、話題にも事欠かないでしょう。イベントに来場したり、どこかのお店で買い物したり、そうした現実の行動とリンクしてレアカードがもらえるキャンペーンが実施されるとしたら、より幅広い層にアプローチできそうです。
次のページ
紙のカードに代わりデジタルカード収集が主流になるか?
1
2
3
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

記事一覧へ
おすすめ記事