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毎日“同じビールの売り子”からしか買わない50代男性の狂気。個人情報を根掘り葉掘り聞き、最終的には“恐怖の展開”に

しつこく付きまとわれたあげく、出待ちをされ…

徐々に、行動がエスカレートしていったそうだ。 「あるとき、いつものようにおじさんを避けていると、わざわざ席を立って、私のところに来て、『売ってくれよ』と言うんです。気持ちが悪いので一杯だけ売って、その後は反対側のエリアで販売をして、1日が終わりました。『さあ、帰ろう』と思ったら、男が出入り口にいたんです。『なにをされるかわからない』と怖くなり、マネジャーに相談しました。その日は結局、マネジャーの車に乗せてもらい、帰ることになりました」 結局、どうなったのだろうか。 「私は身の危険を感じたので、辞める旨を伝える連絡をしました。するとマネジャーは、『前にも売り子にストーカーまがいの行為をして辞めさせていて……少し待ってもらえないか』と提案。数日後、男は『迷惑行為を繰り返した』ということで、出禁になったそうです。マネジャーからは『もう来ないから、ぜひまた働いてほしい』と言われたのですが、恐怖心が強く、戻れませんでした。今でもあの顔が夢に出てくることがあります」 いかなる場所でも、他人に迷惑をかける行為は好ましくない。野球場でも、観戦ルールやマナーを守り、すべての人が楽しく過ごせるようにしたいものだ。 <TEXT/ 佐藤俊治>
複数媒体で執筆中のサラリーマンライター。ファミレスでも美味しい鰻を出すライターを目指している。得意分野は社会、スポーツ、将棋など
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