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ハリウッドザコシショウが「女性がいる飲み会には行きません」と断言するワケ。下積み時代の“妻との思い出”も

冠番組の反響はエゴサでチェック

エッジ0204――冠番組の反響はどうですか。 ザコシ:反応はいいですよ。 あくまで、ネットのエゴサーチにおける反応ですけど(笑)。 ――エゴサをするんですね。 ザコシ:気がつけば、毎日やっているんじゃないかな……。  以前、電気グルーヴの石野卓球さんに、「この仕事では、他人からどう見られているかがブレてしまうと致命的。自己プロデュースのために、絶対にエゴサーチをやったほうがいい」と言われたんです。しっかり評判を分析して、自分の行動をチューニングしています。 ――アンチのコメントを見ると、心が折れたりしないですか? ザコシ:当然ムカつくことも多いし、「嫌なら観るな!」と思うこともあります。でも、表立って抗議はしない。たま~に、ライブのネタとして「こんなやつがいた!」と使わせてもらうこともありますが(笑)

一度だけ、芸人をやめようと思ったことがある

――R‐1王者など地位を確立しましたが、下積み時代はつらくなかったですか? ザコシ:いやー、売れてないときは、そりゃつらかったですよ。そんなとき支えてくれたのが、当時恋人だった僕の妻です。いまだに思い出すのが、彼女がよくのり弁を買ってきてくれたこと。  腹を減らして家に帰ったとき、目の前に食べ物がある環境は本当にありがたかった。  結婚してもお笑いを捨てる気は絶対になかったので、「今後も芸人は続けるからね」と意思確認はしましたけど。 ――芸人をやめようと思ったことは? ザコシ:一度だけあります。コンビ活動を休止して、ピン芸人になったばかりの頃……、お笑いへの取り組み方がわからなくなり、何を思ったか「漫画家になろう!」と、出版社に漫画の持ち込みに行ったんです。でも、全く引っかからなかった(笑) 「明日から何を目指そう……」と迷ったとき、自分ができることを箇条書きにしてみました。「10年間続けてやめたお笑い」「漫画家」「就職する」といった選択肢を書き出したなかで、ブレイクする可能性が一番高いのは、「お笑い」だなって。  そこで、お笑いをもう一度イチから真面目に勉強するようになって、人生が変わりました。
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「本当にやりたいお笑い」でないことはお客さんにもバレる
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