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「東大卒、110キロ」の女性YouTuberが育った“特殊な環境”…「私が家庭内で1番学力が低い」と謙遜する理由

体重が増えたのは「大学を卒業してから」

うさねこらーじさん

大学の卒業式での一枚

――そんなうさねこらーじさんですが、チャンネルではご自身の恋愛事情についても赤裸々に告白していますよね。 うさねこらーじ:恋愛経験は少ないんですが、大学生のときは同じ人と3年間交際していたんですよ。まだ当時は体重も80キロくらいしかなくて、セーフだったんですね(笑)。体重が増えたのは大学を卒業してからなんですよ。金銭的にも余裕ができて、いろいろ食べられるようになったからでしょうね。 ――体重は55キロにすると公言されていましたが、理由があるのでしょうか。 うさねこらーじ:単純に110キロの半分ということで、55キロに設定しました。理由は健康上の不安ですね。医師からは「このままだと40代で死ぬかもしれない」と言われていて。今は若いので不調を自覚しないのですが、体重が多くて良いことはないですからね。

野望はないものの、将来的には…

――今後、どのようになりたいという目標はありますか。 うさねこらーじ:YouTuberとして大物になりたいとか、有名人になりたいという野望はありません。ただ、始めたからには、趣味といえども「やっています」と言えるレベルではありたいと思っています。    もともと配信を始めたのも、私が話好きなのにコミュニケーションが苦手だからという理由です。話すのは好きなのに、会話になると相手のタイミングとかがよくわからないんです。配信ならば、それで不快にさせることもないし、気楽だなと思って。  顔を公開してからは、女性から応援してもらえることが増えました。大学時代は工学部なので男性ばかりの環境で、女性とあまり絡みがなかったので、新鮮で嬉しかったですね。 =====  小気味いいテンポで進むうさねこらーじさんの配信は、等身大の彼女が凝縮されていて微笑ましい。同時に、隔絶した能力を持つ人たちもまた、個として子育てに悩み、人を励まし励まされて生きていることがよくわかる。決して器用に生きるタイプではないうさねこらーじさんの言葉のひとつひとつに、人の温かみが宿っている。 <取材・文/黒島暁生>
ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki
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