世界の原発には日本のような「PR館」ってあるの?
週刊SPA!10/23発売号「日本全国[原発PR館]に行ってみた!」では、各地の原発に隣接する「PR館」の今をリポート。地域ごとにある温度差、そしてその「微妙さ」の根源にある問題点とは何なのかを取材している。 <取材・文/高島昌俊 仲田マイ>
日本の原発には必ずと言っていいほど、原発の「安全性」をアピールするためのアトラクションやパネルを置いたPR館が隣接している。
では、世界各地に存在する原発では、日本のようなPR館はあるのだろうか。
まずは10月2日に原発2基が故障するなど、原発トラブルが相次いでいる隣国、韓国。日本のような原発専門のPR館はないものの、デジョン市のエキスポ科学公園内に電力公社運営の「エナトピア」という体験施設がある。こちらでは、原子炉の展示パネルが設置され、自国の原発の安全性を力説している。
続いて、原発大国のアメリカ。こちらも専門的な施設と言えば、ニューメキシコ州の原子力博物館のみ。ただし、施設ではなく、原発推進DVDを学校で配布したり、アニメをテレビ放映したりするなどのPRのほうが活発のようだ。
また、今後20年で100基の原発建設を予定している中国では、建設予定地で住民らによる反対運動が頻発。そんななか、各原発を運営する電力会社のサイトによると、原発の一般見学を定期的に実施している。だが、ネット上では「見学希望の連絡をしても返信がない」といった批判もあり、見学が実際に行われているかどうかは不明。そもそも中国共産党政権にPRなんて関係ないのかも!?
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