雑学

苦笑!クチコミレビューの香ばしい世界

◆怒りと喜びが交錯するクチコミレビューの世界

 いい思いをしたら誰かに教えたくなるものだし、ひどい目に遭ったら、加害者を徹底的に糾弾したくなるのが人の性である。そんな先行者の本音が露わなレビューは、商品やサービスの購入前に必ずチェックしておきたい。まずは旅行先のホテルの予約サイトから。

「ホテルに着くと老人男性が下着のまま入り口前に座り込んでいるのにまず度肝を抜かれました。……オーナーでした。(中略)通路にはゴキブリの踏まれた死骸、誰かが使用したままの浴衣の山、何から漏れているのかわからない水が溢れゴミが積まれていて……。オーナー男性は下着姿のまま、ホテル周りをうろついておりました」

 これだけ読むとサイコな隣人リポートである。「家庭的で◎」という評価もあるが、あまり近寄りたくないホテルである。

「周りは山だらけ、原始人に戻ったかのように、川ぎわの露天風呂で立ち尽くしても何も不自然さを感じさせません。(中略)全国でも開放感、人間性を戻せる場所は、ここしかないと感じました」

 このレビュアーは普段の生活では、よほど脱衣衝動を抑圧して生活しているのだろうか。続いて通販サイトから、家の壁に貼る防音シートのレビュー。

「隣のニートが一日中テレビをばかでかい音で聴くため購入。タッカーで簡単に貼り付けれました。しかしウチの市営住宅は元の壁が薄すぎるのかあまり効果がありませんでした。2枚にしたんですが」

 隣のニートのテレビに一日付き合っているこのレビュアーもニートなのでは……と思わず勘ぐってしまった。

 最後はなかなか人に感想を聞けないアダルトグッズ、ピンクローターのレビューだ。

「端的に言うとすぐ潮吹きました。今まで吹いたことなかったんで、本人もびっくりしてました。今は病みつきみたいです」

 実に簡潔明快で彼女はいなくとも買いたくなってしまった。図らずも笑ってしまうレビュー欄は、まさにネタの宝庫なのだ。

ピンクローター

潮を吹いたことがよほど嬉しかったのだろう。短文ながらも滲み出る感動が購買意欲をそそる

― 「ハズレ」を掴まない技術【7】 ―




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