億トレーダーも積み立てで「金」をお買い上げ
日本の金相場がかつてない賑わいを見せている。海外とは対照的に、金先物価格が32年ぶりの高値をつけたのだ。背景にあるのは急激な円安。一種、アベノミクスが巻き起こした“金バブル”なのだ。果たして、金投資で一攫千金を得る方法は残されているのか?
◆億トレーダーが積立で金3kg超!
「放っておいたら、思わぬ利益が出ていましたよ(笑)」
こう話すのはSPA!ではお馴染みの億トレーダー。株、FX、CFDなどさまざまな金融商品にチャレンジしてきた人物だが、実は’05年から純金積み立て投資も行っていたという。
「最初は毎月10万円。ちょうど1g=3000円のときだったから、毎月33gぐらいの金を購入していたことになりますね。それから放ったらかしだったのですが、500gたまったところで私は積立先を見直しました。最初は大手を利用していたんですけど、スプレッド(小売価格と買取価格の差)と手数料が高くて……。放ったらかしの投資とはいえ、毎月一定額購入していくわけだから、このコストがばかにならないんですよね」
純金積み立て当初の金のレート1g=3000円は、この7年で5000円へと60%以上も上昇。放ったらかしのために正確には把握していないが、氏の含み益は今や数百万円に達しているという。保有する金の量は3kg以上! 今後、脱デフレにかけるなら、地味だけど積み立てもあり?
取材・文/上野 智(ミドルマン) 池垣 完(本誌)
図版/ミューズグラフィック
― 東京金先物[1ドル=100円]で大化けの可能性を探る【4】 ―
取材・文/上野 智(ミドルマン) 池垣 完(本誌)
図版/ミューズグラフィック
― 東京金先物[1ドル=100円]で大化けの可能性を探る【4】 ―
この特集の前回記事
【関連キーワードから記事を探す】
スーパーに新鮮な魚が並ばなくなる? 元凶は明治時代からほぼ改正なしの漁業法だった
「当たり前にマグロが食べられる日本は異常」資源保護の意識の低さに外国人は困惑
魚の鮮度が落ちている!? 日本の水産業は流通過程にムダが多い
インドネシアで脱サラ起業した日本人。エステは大成功も、たこ焼き屋は失敗したワケ
インドネシアで日本人駐在員の妻を狙った“3つの市場”が活況のわけ
わずか1年半で資産を倍増…元美容クリニック看護師が「投資」で成功できたワケ
歯科医師は詐欺師のカモに?マネーリテラシーの低い高収入者ほど投資詐欺に狙われる
渋谷区・港区・新宿区はSクラス、なぜ千代田区・中央区は選ばない?民泊のプロが教える「失敗しないエリア」の真実
銀行員がすすめる“仕組預金”をワケもわからず買ってはいけない理由「最初からこんな商品だとわかっていたら…」
日経平均4万5000円突破。プロが厳選した「未来の高配当株」10選。狙いは配当収入と値上がり益の“二重取り”



