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できる新入社員の共通点「恋愛強者は仕事もできる」

 4月も終わりに近づけば新入社員の研修も終わり、各部署へ配属も決まってくる。ほかの新人と差をつけるにはどうすればいいのか? 「社外先輩」として20~30代の若手から支持される経営コンサルタントの鈴木進介氏は「こいつできる!」と思わせる新入社員にはある共通する特徴があると言う。

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リア充は仕事もできる!?

「それは仕事を覚える以前に女(男)を覚えていることです(笑)。もちろん基本業務は最低限のスピードをもって習得しなければなりませんが、業務上の知識だけで仕事はできません。仕事の基本は、あくまでコミュニケーションです。業務知識だけ一流になっても、コミュニケーションがとれない人は評価されない。多くの人は勘違いしているのですが、新人にとって『仕事で成果を出す』ことと『コミュニケーション力』はほぼ同義です。だからこそ恋愛コミュニケーション力が高い人ほど、仕事の成果が出るのも突出して早いのです」

 100社以上の企業を支援し、1万人以上のサラリーマンに接してきたという鈴木氏。氏が断言するのだから、ウソではないだろう。しかし、だからといって、本当に恋愛にうつつを抜かしていてもいいものなのか?

「むしろ、新人は恋愛にどっぷりつかって、異性の勉強をしたほうが手っ取り早く仕事で成果が出せます。恋愛こそコミュニケーションを学べる最大の教材です。恋愛で身につけた力は営業力にもつながり、また社内の根回し力にもつながります。特に営業職の人には、“女ひとりも口説けずに、複数の顧客を臆せずに口説けるの?”と、僕は言いたいですね」

 確かに、営業職であればイメージはしやすい。しかし、経理部や総務部などバックオフィス系の部門にも、恋愛によるコミュニケーション力は必要なのか?

「もちろんです。顧客を口説く必要はなくても、例えば、社内で経理上のミスをしたときやプロジェクトが全然進まなかったとき、通常なら上司に怒られ、外部の企業ともめることもあるでしょう。そんなとき、難局を乗り切るためのコミュニケーション方法を知っている人はトラブルを回避することができます。つまり、たとえそれが恋愛の一場面であっても、多くのトラブルや修羅場を経験していれば、職種に関係なく、壁を乗り超える技術が身につきやすいのです」

 顧客を口説く以外でも効果がある、と。では、鈴木さんが接してきたなかで「こいつはできる!」ともっとも印象的に残った新人社員の例とは?

「あるクライアントの新人は文字通り仕事の前に女、というタイプでした。彼は決してイケメンではないのですが、恋愛や合コンにハマったあげく、同期の中でいち早くトップの営業成績をあげただけではなく、彼の社内外の女性人脈に目をつけた先輩や別の部署の上司にも可愛がられた。『合コンをセッティングしてくれ』というオファーが殺到したんですね(笑)。もちろん、彼は気持ちよく応え、結果として先輩や上司にも貸しをつくります。こうなれば、何かトラブルがあったときや人事査定においても彼に有利に働くのは自然ですよね。人間関係とはそういうものです。軟派人間に徹することで、社内に味方をつくり、仕事の成果まで引き寄せたのです……とお話ししていて、この事例を素直に受け止めることができる人は伸びると思います。逆に『そんなバカな』と初めから疑ってかかったり、卑屈になるような人はあまり伸びないということも言っておきましょう」

 ちなみに、今現在、彼女(彼氏)がいるという人や、結婚しているという人はどうすればいいのでしょうか?

「擬似恋愛すればいいじゃないですか。本当に口説かないまでも食事くらい誘いましょうよ。または、社内で一緒に弁当を食べるというレベルでもいい。どうすればセクハラと思われないかな、どうすれば誘惑と思われずに心を開いてくれるかな……こうやって頭を張り巡らしている間に、コミュニケーション力の基盤ができてくる。相手がすでにいる場合でも、恋くらいしましょうよ。そんな無難な考え方が、仕事力も弱めてしまうのです。人と同じことをやって、どうやってこの先、生き残っていけるのでしょうか? 人の逆を行くところに価値は出る。ありたきたりの方法論でありきたりのことをやっても他人と差はつきません」

 確かに鈴木氏の言うように「人と同じことをしても差はつかない」だろう。氏の新刊『スマホは捨てろ!』では、こういった「無難な人」でも成果を出すための方法論について徹底的に指南している。新人のみならず今からでも巻き戻したいサラリーマンは必読だ。 <取材・文/日刊SPA!取材班>

【鈴木進介氏】
コンパス代表取締役。「逆転の思考術」をテーマに経営コンサルタントとして活動。20~30代の若手社員から「社外先輩」として圧倒的な支持を得ている。30代サラリーマンが「無難な人」から抜け出して会社でサバイブするスキルを記した『スマホは捨てろ!』を発売 http://suzukishinsuke.com

スマホは捨てろ!

「会社で生き残る」ための戦術を徹底的に考えた




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