マイホームの呪縛に喘ぐアラフォーサラリーマン
共働き夫婦が増えたとは言っても、家計の管理は妻。少ないお小遣いのやりくりに悩むサラリーマンは依然として多い。アベノミクスの恩恵は一切なく、お小遣い月1万円以下という猛者たちの極貧生活をルポ。1万以下ライフの真実に迫る。
◆キツすぎるマイホームの呪縛 社員カードで禁断の商売か!?
<小林和也さん(仮名・37歳)電気機器 年収550万円>
中堅電気機器メーカーで働く小林さん。
「そもそも会社の業績が悪く、今期もボーナスカットの噂が。春闘で4、5か月分なんて鼻息の荒い会社もありますが、ウチにはまったく関係ありません」
リーマンショック前に購入した6500万円の一戸建てが最大のネックに。家のローン15万円に、車のローンが3万円、小学校受験を目指す娘の教育費が7万円。
「家を買ったときは、給与はずっと上がるものとばかり思ってましたから。直後に業績悪化で給与どころかボーナス、残業代もカット。目の前が真っ暗になりましたね」
まさに八方ふさがりの小林さんの唯一の味方は社員IDカード。
「社内の売店はIDカードで買い物できて、購入物の履歴が残らずに天引きされるので、ごまかせます。どうしようもなくなったら、社員カードでタバコを1カートン買い、喫煙する友人に転売して現金化しようと思ってます」
そのアイデアを今すぐ実践したしたほうがいいのでは?
【1か月の小遣いの内訳】
交通費 0円
飲食代 5000円
趣味 0円
交際費 4500円
計9500円
― [小遣い1万円以下サラリーマン]衝撃の日常【3】 ―
この特集の前回記事
ハッシュタグ