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「安藤美姫の出産」がもたらす経済効果を山田ゴメスが提言

―[山田ゴメス]―
安藤美姫

安藤美姫オフィシャルWEBサイトより

 ミキティー(安藤美姫)の話題、なんかすごいことになってますな……。なんでも、週刊文春がメルマガ読者対象に実施した緊急アンケート「安藤美姫選手の出産を支持しますか?」に対し、多くの抗議が寄せられ、編集長が公式サイトで謝罪文まで掲載しちゃったという。たしかに女性の出産というデリケートな問題を前にして、不謹慎な設問であった点は否めない。もちろんゴメス記者は断然“ミキティー支持派”である。だが、その理由は……? もっと不謹慎だったりするかもしれない。どうもすみません!  もし、この記事を読んでいただいているアナタが成人した男性なら、一度は居酒屋などで、「マオちゃんとミキティ、どっちとエッチしたい?」といった話題で男同士、盛り上がった記憶が絶対あるに違いない。  そこで意見はたいがいが真っ二つに分かれる。処女性(「処女」ではなく、あくまで「処女性」)を求める輩は浅田真央。なんかスゴイことやってくれそう的なテクニシャン性を求める輩は安藤美姫。そして、その両極端な“イイキャラ”の長所短所を各フォロワーが交互にぶつけ合い、本当はエッチどころかデートだって、いや会うことさえできるはずもない2人の優れたアスリートについて不毛な討論を延々交わしながら、ついつい終電を逃してしまうのである。  ところがここ数年、そんな我々男性陣のあいだでは、一つ困った問題が生じはじめていた。浅田真央が、当たり前だが年齢的に大人になってきて、その処女性も同様、薄まりはじめてきたのだ。ってことは、対極の位置にいた安藤美姫との距離も自然と縮まってくるわけで、もはやこの話題は今イチ盛り上がりに欠ける“時代遅れの退屈しのぎクラス”にランクダウンしてしまっていたのであった。そういったしょっぱい現状下での、この事件!? 「出産? さすがミキティ、ヤルことはちゃんとヤッてたのね」  ってことで、マオちゃんとの距離を再び大きく引き離し……。相手とかは誰だっていい。むしろ、わからないぐらいがミステリアス。要は“極秘出産”というエロいかがわしさが、さらに加味されてのブッチギリ状態が“期待通り、いや期待以上”なわけで、これで再び「マオちゃんとミキティどっちと~?」という議論に火がついて、ビアホールあたりでは生ビールの売り上げもウナギのぼり間違いなし! 経済効果の面からしても、まさにいいことずくめの「アンドミックス」!! ゴロが悪けりゃ「ミキミックス」、略して「ミキックス」、もっと略して「ミックス」? うん、完ペキだ。  ……なんてところだが、やっぱ不謹慎ですかね? でも、オリンピック選手というのは、立派な、それもトップクラスの公人で、しかも“美人”とくれば、これくらいの庶民の楽しみには目をつぶっていただけるとありがたい。ちなみに私は、断然“ミキティ派”であることを最後に付け加えておこう! <取材・文/山田ゴメス> 【山田ゴメス】 1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。日刊SPA!ではブログ「50にして未だ不惑に到らず!」(https://nikkan-spa.jp/gomesu)も配信中。現在「解決!ナイナイアンサー」(日本テレビ系列)に“クセ者相談員”として出演。『クレヨンしんちゃん たのしいお仕事図鑑』(双葉社)も好評発売中!
大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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