恋愛・結婚

バツアリ男女同士の“大人の交流会”に行ってみた

岡野あつこさん

岡野あつこさん

 あらゆるメディアで「バツイチマニア」を公言してはばからない僕、ゴメス記者だが(証拠ブログ)、たまたま仕事で知り合った“離婚相談の第一人者”として名高い岡野あつこさんからこんなお誘いが!「今度、私が主催するバツイチ(以上)のためのパーティがあるんだけどゴメスさん、一度来てみない?」はいはいっ! 行きます!! 行きますとも!!! 行かない道理があろうはずもない、のである!

※証拠ブログはコチラ
http://nikkan-spa.jp/gomesu/20071
http://nikkan-spa.jp/gomesu/20076

 最近は婚活パーティの細分化によって、「バツイチオンリー」のくくりを打ち出すパーティも、たまにネットなどで見かけるようになった。が、“離婚”という、ある種の“後ろめたさ”を持つ女性たちが、そうも安易にそういう場所に顔を出すものなんだろうか、なんて疑問が常に頭をよぎり、二の足を踏んでいたのが正直なところだ。

 しかし、今回のパーティは、みずからの離婚経験をもとに、「離婚しないに越したことはない!」を合い言葉として、夫婦問題のカウンセリングを累計2万件以上行い、多くの離婚カウンセラーも世に送り出した岡野あつこさんが、23年の年月をかけて築き上げたバツイチ(以上)ネットワーク「カラットクラブ」による主催。すでに幾度も開催されており、多くの“ニューカップル誕生”の実績を誇る日本初のバツイチ(以上)パーティなのである。この「カラットパーティ」の紹介文を一部抜粋してみよう。

「バツイチさん&離婚を前提に別居している悩めるアナタ。友達には言えない様な辛い悩みを共感し合える方同士で語り合い、また、大変な時期を乗り越えた方は『こんな風に乗り切った!』とアドバイスしてあげたりと、カラットパーティは、単なる男と女の出会いの場という枠からはみだして、色んな経験をしたい、違う世界の人を知りたい、という“大人の交流会”を目指しています。そこに同姓の仲良しさんが出来てもよし、異性のパートナーが出来たらもっと嬉しいですよね。この交流会をきっかけに岡野先生のエネルギュシュなトークを交えながら、幸せをつかみましょう(後略)」

 コイツは信頼できそうだ……ってことで、ガチンコの潜入を試みた僕、ゴメス記者であった。

◆参加者は皆セミフォーマルなのに、ゴメスはTシャツ姿で……

 ある土曜日の13時30分。場所は、北参道にある某セミナールーム。受け付けに行くと、すでに参加男女の人だかりが。そこで名札と、わりに詳しい自分のプロフィールを記す用紙が配られる。ん? 名札が「ヤマダゴメス」となっている。本名を主催者側に前もって伝えるのを忘れていた。いきなり胡散臭い。せっかくのガチンコ潜入のはずなのに……前途多難を予感させるスタートだ。

 パーティ会場内に入ると、5、6人ぐらいが座れるテーブルが6つほど用意されており、簡単な抽選によって、1テーブル男女各2、3人ずつに振り分けられる。参加者は全部で36名。男女比はほぼ半々といったところか。ちなみに、僕は独りで行くのも心細かったので、ヘアメイクの男友だちと一緒に参加したんだが、知り合い同士が内輪で盛り上がるのを避けるためか、別々のテーブルに……。テーブル上には、ソフトドリンク数種類とお菓子の盛り合わせが置いてある。

「当日は軽装で大丈夫ですが、男性はジャケットを着用するとより素敵☆に見えますよ」といったアドバイスを数日前からネットでいただいていたにもかかわらず、唯一のTシャツ参加となってしまったゴメスチーム。「浮きまくり!」とまでは言わないが、あきらかに浮いている。

 14時、パーティ開始。10分ほどの、岡野さんからの挨拶と、参加者へのエール的なアドバイスが行われたのち、各人の自己紹介タイムへ。5分~10分ほどでテーブルごとのメンバー全員が自己アピールをし、それが済めば男性陣のみが、となりの席に移動するシステムだ。つまり6回も自分について語らねばならないことになる。どのテーブルも、まだ“和やか”からはほど遠い。誰もしゃべろうとしないので、しょうがなくリーダー役を買って出て自己紹介の先陣を切る。

「はじめまして。山田ゴメスと申します。今年で50歳になりました。文筆業をやってます。外見はチャラくて名前もヘンですが、意外と凡庸な性格です。趣味は草野球で年間80試合はやってます……」

徐々に打ち解けてきたパーティの様子

 全員が6回の自己紹介を経て、徐々に場の空気がやわらいでくる。男性の年齢層は40代から50代前半が多く、僕や友人のようなフリーランス系こそ珍しかったが、研究畑のサラリーマンからIT系の自営業者まで、それなりにバラエティに富んでいる。女性は30代半ばから40代半ばが中心といったところで、「え! お子さんが二人もおられるんですか!?」と思わず目を疑うような、パッと見が20代後半くらいにしか見えないタイプも数人ほどいる。

 意外だったのは、「3年前に離婚して、今は高校生と中学生の息子がいます」などと、たいがいの人がいきなりオープンに自分のバツ歴や現状を申告している点。正直、僕は妙な気を使ってか、聞かなかったし言わなかった。しかし、僕のそういう態度は、逆に真剣さを欠いていたのかもしれない。手持ちのカードはどんどん切って、それをまず相手に知ってもらわなければ、ここではなにも始まらないのである。

 6テーブルでの自己紹介すべてを終えると、次は男性陣の席はそのままで、女性が好きなテーブルを選んで移動するという段取り。人気男性のいるテーブルばかりに女性が集中してしまわないものか、と不安に思ったが、偶然なのか皆さん大人なのか、どのテーブルも、ほぼまんべんのない人数に落ち着く。そこからは、“カタカナ言葉を使ったらいけない”といったルールを課せられて、約20分のフリートークタイム。大学生の合コンみたいな展開ではあるが、コレがけっこう盛り上がって、各テーブルからも楽しそうな笑いが漏れてくる。結局、原稿でも不必要な横文字を好んで使いがちな僕が、「×」6つで罰ゲームのモノマネをするハメに。で、咄嗟に出てきたのが「ま~しょのー」と、田中角栄の形態模写。微塵たりともウケませんでした……。

 16時少し前。カラットパーティもいよいよクライマックス……ということで、“今日誕生したカップルの発表”に。その10分ほど前、全参加者が紙に書かされた“お気に入りの異性3人”を照らし合わせ、見事“両思い”となったカップルを公表するわけだ。過去、5組以上の大量カップルが誕生するケースもあったそうだが、今日めでたくカップルとなった男女は1組。ちなみに僕が書いた意中のヒトは? ここでは内緒ってことで……。 <取材・文・撮影/山田ゴメス>

⇒【後編】“バツ入り女性の魅力”を再認識 http://nikkan-spa.jp/455726

【岡野あつこ】
夫婦問題研究家。夫婦問題を解決に導くライフアップカウンセラーのパイオニア。特に離婚問題においては22年間で25,000件以上の相談を手がけ、どうしたら幸せになれるか親身にアドバイス。的確で歯切れのよいコメントは、テレビ番組・ラジオ・講演などでも、多くの人の共感を得ている。『カラットクラブ』公式HP(http://www.caratclub.co.jp/) 岡野あつこ公式サイト『明日、天気にな~あれ!』(http://www.azco.co.jp/

【山田ゴメス】
1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。日刊SPA!ではブログ「50にして未だ不惑に到らず!」(http://nikkan-spa.jp/gomesu)も配信中。現在「解決!ナイナイアンサー」(日本テレビ系列)に“クセ者相談員”として出演。『クレヨンしんちゃん たのしいお仕事図鑑』(双葉社)も好評発売中!




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