窓はペイント!?中国・低所得者向け住宅の超手抜き工事
中国・青島市に建設された低所得者向けの公営住宅が話題を呼んでいる。微博(中国版ツイッター)で「窓はペイントされたもので偽物だ!」と指摘されたからだ。さらに欄干(手すり)もペイントで、照明器具も曲がりくねっているという。中国のネット上では、「公共事業でこんなザマはあり得ない!」「きっと役人が建設費の一部を横領したため、資材が足りなくなったからだ」という声が相次いだ。
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写真を見ると、壁に描かれた窓の“絵”は見事だ。遠くからみれば、立派な窓にしか見えない。しかし、画像をよく見ると……完全なるペイントだ。建設業者は、地元メディアの取材に対し、「エレベーターの部分を装飾する目的で描いただけで、決して資材の間引きではない」と話した。ネット上では中国の昔話「神筆馬良」(絵を描くのが好きな貧しい少年が、神様から「描いたものが実現する筆」を与えられ、貧しい者を救う故事)になぞらえ、「窓を描けば、それが本物になる! 現代の神筆馬良だ」と揶揄する声も。
貧富の格差が広まり、不動産価格が暴騰するなか、中国政府は低所得者向けの公営住宅の建設を各地で急ピッチで進めている。しかし、一部では不正入居(金持ちが偽って申請し、又貸しする行為や、役人が「愛人宅」として利用するなど)も少なからず、報告されている。この住宅に描かれたニセ窓の真意は不明だが、入居する社会的弱者の気持ちも考えてほしいものだ。
<文/日刊SPA!取材班 参照元・画像/中国新聞網>
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