『有吉反省会』で話題沸騰!ド底辺グラドル・小明の生き残り策とは?
―[ド底辺グラドル・小明]―
「自分でセクシーグラビアを撮り下ろしたので宣伝したいんですけど……」
卑屈な態度で日刊SPA!に売り込みをかけてきたのは、フリーのアイドル・ライターの小明さん。2014年でアイドルデビュー12年目を迎えるが、めっきりアイドルとしての仕事が減って、専業ライターに近付きつつあるのが現状だ。危機感を持った彼女は最近、雑誌掲載の当てもないのに自腹でグラビア撮影をしたと言う。
そんな小明さんが2013年12月22日放送の『有吉反省会』に登場、久しぶりに地上波テレビ出演を果たした。しかし、この番組を見たことのある人ならお分かりだろうが、真っ当なアイドルとして呼ばれた訳ではない。ある反省をするためにスタジオへと向かったのだ。
ある反省とは「私はグラビアアイドルとして売れずに、ゾンビになってまで芸能界にいることを反省します」というもの。そう、小明さんはゾンビの扮装をするアイドルとして、まさにゾンビのように人知れず芸能界で生き残りをかけていたのだ。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=558145
果たして前代未聞のゾンビアイドル誕生のキッカケとは?
――どういう経緯で『有吉反省会』のオファーがあったんですか。
小明:急に連絡を頂いて、本当に軽い気持ちで「大丈夫です~」みたいなノリで受けたんです。まあスケジュールもガラ空きだったし、断る理由もなかったんですよ。でも、はたと思ったんです。前に仕事でインタビューさせて頂いたアイドルが『有吉反省会』に出ていて、すごく痛い子扱いだったんです。私はテレビを見ながら「あの子、取材したわ~。そりゃあ反省が必要だよね」って笑っていたら、自分にも話がきたので、私の人生って反省が必要なんだ……ってハッとしました。
――因果応報ですね~。地上波テレビの仕事は、いつ以来だったんですか。
小明:去年の頭に『撮らないで下さい!! グラビアアイドル裏物語』(テレビ東京)という深夜ドラマに友情出演で出ました。役はアイドルライターの小明さん。
――そのまんまじゃないですか(笑)。
小明:そのドラマの女性プロデューサーさんが私の著書『アイドル墜落日記』(洋泉社)を読んでくださって、ドラマを作るにあたってアドバイスを貰えないかって飲みに行ったのがキッカケだったんです。それで私から話も訊いたし、無理矢理キャストに入れてくれたんじゃないですかね(笑)。
――最後のバラエティ番組出演はいつですか。
小明:記憶の中ではお笑い芸人さんがたくさんいて、その後ろでグラビアアイドルの子たちが水着でキャ~! って盛り上がっているような番組。それに有象無象のグラビアアイドルとして出たのが10年以上前かな。
――ずいぶん前ですね……。じゃあ自分がクローズアップされてバラエティに出演するのは初めてだったんですね。『有吉反省会』は次週予告の段階からインパクト大でしたよ。
小明:自分では怖くて見てないんですよ。一応、予告が流れた後に、何か悪口書かれてないかなと思って2ちゃんで検索してみたんです。ところが、そもそも知名度がないので、ほぼスルー(笑)。あった書き込みも「『しょこたんぶろぐ』に出てた子だよね。まだ芸能界にいたんだ」というのはまだしも、「最近、ニコニコ動画でおっぱい出してる人だよね」って完全に人違いなんですよ!
――誰と間違えているんですかね(笑)。次週予告が流れて知り合いから連絡はなかったんですか。
小明:ないです、ないです。誰にも出るなんて教えてないですから。でも『有吉反省会』のスタッフさんが下調べの段階で、いろんな人に私のことを訊いて回ったみたいで、一部にはバレちゃったんです。
――小明さんの次週予告が流れた日の本放送は、白塗りキャラのお笑い芸人・深海魚くんが出て、禊としてメイクを落として素顔を晒していましたよね。
小明:収録日は素顔になった深海魚くんの隣に座りました。同じイロモノ枠で、私もメイクを落として全然良かったんですけど、ずっとゾンビのままでした……。
――番組ではバカリズムさんを始め反省見届け人の方々に、今後について具体的なアドバイスを貰ってましたけど、観覧者の反応はどうだったんですか。
小明:出番ギリギリまで隠されていて、出た瞬間、観覧席がざわついて明らかに引いているんですよ。何事かと思ったら私が原因で、「そっかぁ、私って気持ち悪いんだ」って気付きました。
――ホラー映画に出てくる哀しきモンスターの気持ちと一緒じゃないですか(笑)。禊はデヴィ夫人に説教されるというものでしたが、収録は終わったんですか。
小明:まだ収録前なんですよ。私、デヴィ夫人がすごい好きで、ブログは欠かさず読んでいるんですけど、たまにガチで怒り出すじゃないですか。
――この前も小島瑠璃子さんを批判していたのが話題になりましたよね。
小明:影響力のあるブログだし、いざ自分が対象になると思うと怖いんですよ……。正義感の強い方なので、私も逆鱗に触れる部分があるんじゃないかなと。ゾンビのメイクは死者を冒涜している、とか言われたらぐうの音も出ないですし。
――それだとゾンビを扱った作品自体を否定していることになりますけどね(笑)。そもそもゾンビデビューはいつだったんですか。
小明:2009年6月2日に『サバイバル・オブ・ザ・デッド』ってゾンビ映画を、中野ブロードウェイで上映しようってイベントがあって。商店街に大型スクリーンを設置して先行上映したんですけど、その時のオープニングトークに呼んで頂いたんです。せっかくゾンビ映画なんだから、トークする側もゾンビだったら嬉しいだろうと思ってゾンビメイクをしたのが人前に出た最初です。
―― 一種のサービス精神だったんですね。
⇒【後編】に続く「ゾンビメイクにハマッた理由とは?」 https://nikkan-spa.jp/558756 取材・文/猪口貴裕 STYLING/Risa Yoshioka HAIR&MAKE-UP/Ako Yanatori PHOTO/尾藤能暢 北村ヂン(ゾンビ) 【参考書籍】 『【増量版】アイドル墜落日記』 洋泉社 1200円(税別)2014年1月25日発売 【小明(あかり)】 アイドル・ライター。2002年にホットドック・プレスのドリーム ガールオーディションで準優勝、華々しくグラビアデビューを飾るも即低迷。今は数 少ないアイドル業とライターやゾンビで細々生活中である。小明ブログ「小明の秘話」http://yaplog.jp/benijake148/
―[ド底辺グラドル・小明]―
出版社勤務を経て、フリーの編集・ライターに。雑誌・WEB媒体で、映画・ドラマ・音楽・声優・お笑いなどのインタビュー記事を中心に執筆。芸能・エンタメ系のサイトやアイドル誌の編集も務める。
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『【増量版】アイドル墜落日記』 グラビア界の底辺を生きたアイドル・小明が、日記形式で赤裸々に綴った4年間の絶望と復活の奮闘記 ![]() |
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