更新日:2017年11月14日 22:22
恋愛・結婚

オッサン好き女子が多用する専門用語「ヨセン、パパシタセン」とは?

―[山田ゴメス]―
山田ゴメス 今年でマン52歳を迎えるボク、山田ゴメスは、自分で言うのもなんだが、最近やたらモテている。「若い女子が同世代男子の草食化に辟易して、オッサンターゲットに流れている」という、これまでは雑誌を好んで購買する層を懐柔させるためのマスコミサイドによる陰謀としか思えなかった甘言が、もしかすると“真実”になりつつあるのかもしれない。  ということで、「カレセン」(=枯れたオジサマ好き)を代表とするイマドキのヤング女子たちのあいだで、ブロックサインのように飛び交う暗譜のいくつかを、ここでおさらいしておこう! ◆ヨセン(よせん) 「オーバー40代の男性が大好物だけど、オーバー50代の男性は受け入れられない」という明確な年齢制限を持つ女性のこと。52歳のボクが「3歳くらいはサバ読んでも平気だろ」と、「49歳」を自称しても、免許証などの提示を求められる場合がある。「オーバー50代の男性が大好物だけど、オーバー60代の男性は受け入れられない」という女性は「ゴセン(ごせん)」と呼ぶ。 ◆パパシタセン(ぱぱしたせん) 「できるかぎり年上の男性が好みだが、自分の父親よりは年下がいい」という女性のこと。パパシタセンの女性にとっては、仮に彼女の父親の年齢が53歳なら、52歳の彼氏が理想となる。逆に「自分の父親より年上がいい」という女性のことは「パパウエセン」と呼ぶ。 ◆シルセン(しるせん) 1:「シルバー専門」の略。シルバー世代に差しかかった男性を好む、あるいはその世代しか恋愛対象として受け入れられないマニアックな女性のことを指す。 [反対語]ロリセン(=ロリータ専門)・イコセン(=淫行専門)※実践すると法律で厳しく罰せられる。 2:アダルトビデオ業界の用語で、女優とカラむ男優の横で待ちかまえながら、みずからの力だけで作品上に必要な体液を放出する補助的役割の男優をシルダン(=汁男優)と呼ぶが、そのなかでもキャリアの長いベテラン汁男優のことを「シルセン」(=汁先輩)とし、敬うケースが稀にある。 ◆オケセン(おけせん) 「棺桶に足を突っ込んでいる寸前の男性専門」の略。原則としては、シルセンをこじらせたかたちだが、早朝割引を利用して、車椅子に乗りながらソープランドに通う“オケダン”も多いらしく、ソープ嬢側としてはお話相手になるだけでお金がもらえるので、“上客”として重宝されている。 ◆ミケタセン(みけたせん) 1:「年齢100歳を越えた男性専門」の略。「そんなん、ホンマにいるんかい?」と思わずツッコミを入れたくなるが、ゲイの世界では確実に実在するという。 2:「100kg以上のおデブな男性専門」のこともこう呼ぶらしい。  ちなみに、これらの極端な年上好きは、ボクの経験から言えば、両親に離婚歴があって母親側に引き取られた、ファザコン性の強い女性によく見られる傾向であるようだ。 <取材・文/山田ゴメス> 【山田ゴメス】 1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。また『解決!ナイナイアンサー』のクセ者相談員の一人でもある。日刊SPA!ではブログ「50にして未だ不惑に到らず!」(https://nikkan-spa.jp/gomesu)も配信中。著書『クレヨンしんちゃん たのしいお仕事図鑑』(双葉社)も好評発売中!
大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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