副業といえば、誰もが真っ先に思いつく仕事がいくつかある。ド定番ゆえに、かえってあまり儲からなさそうなイメージすらあるが、何事もやりよう次第。きっちり儲けている人の「目のつけどころ」を盗むべし！ ◆少ない元手で財テクするならトルコリラでFX 　今回、SPA！が行った30～40代のビジネスマン200人アンケートで「月7万円以上」の副収入を得ている人にその内容を聞いてみたところ、実に59％が「株（投資）」であった。資産運用で年200万円以上の副収入を得ているという会社員、畠山孝さん（仮名・49歳）の方法論は、次のようなものだ。 「利回り10％を目安に、有望な投資信託を見極めて売買しています。先日買ったのはアメリカのREITに投資する『新光US-REITオープン』。米住宅市場に回復の兆しが見えてきていたので……」 　とはいえ、このやり方には相場観が必要だし、そもそも10％の利回りで月10万円を達成するには、最低1200万円の元手が必要。畠山さんの資産も3000万円以上だ。よくて資産300万円の我々は、どうすりゃいいの……。 「注目すべきはトルコリラ。政策金利は8.25％で、日米欧がいずれもゼロ金利の中、突出しています」と教えてくれたのは、世界経済に明るいストラテジストの山本雅文氏。しかし、8％の高金利をもってしても元手300万円では月2万円にしかならないが……。 「FXならレバレッジが利く。FXには短期売買の印象がありますが、買ったら放ったらかしで金利だけを享受する外貨預金のような使い方も可能。8％の金利に5倍のレバレッジをかければ年利40％に。当然、レバレッジをかければリスクは高まるし、8％の金利が今後も約束されているわけではありませんが、一方でトルコの人口は増加を続けており、利下げ効果で大きな景気の悪化もなさそう。中長期的には“買える”通貨です」 　トルコリラのリーマンショック前の高値は99円。今は48円（※）だから為替差益にも期待できそう!? ⇒【グラフ】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=725537 ＜月10万円のモデルプラン＞ トルコリラ／円を扱うFX会社はセントラル短資FXなどに限られる。同社だと過去のスワップ金利平均は年利7.62％相当。5倍強のレバレッジをかけると年利40％となり元手300万円で投資すると月10万円が得られる計算 【山本雅文氏】 日本を代表するストラテジスト。日本銀行、バークレイズ銀行などを経て独立。為替分析の精度に定評あり。http://praevidentia.com/ ※原稿執筆時（11/26時点では53円近辺） ― 新サバイバル術 副業で確実に月10万円稼ぐ！【7】 ―