恋愛・結婚

「暇な奥さん」が危ない! 我が道を暴走する“やりすぎ妻”の共通点

 健康食、節約、子供の教育、趣味から反原発まで。他人や家族の迷惑も顧みず、我が道を貫き通して暴走する「やりすぎ妻」たち。彼女たちが迷走する理由について、コラムニストの石原壮一郎氏はこう分析する。 嫁が“やりすぎ”症候群に陥る理由 こんなタイプは予備軍「最近、『正しい生き方』に憧れる人が増えてますよね。だから、自分とは違う考え方の人をすぐ非難したり、少し過激な発言をする人を徹底的に叩いたり。もはや『正義の味方症候群』です。ただ、そうなってしまう気持ちもわかるんです。今は景気的にも先行き不安で、何が正しくて何が悪いのかもわからない非常に生きづらい時代です。だからこそ、それぞれが食事や生活、思想、趣味など、さまざまな対象に自分の生きる指標を見いだして、妄信してしまうのではないでしょうか」  では、夫や周囲に迷惑をかけるほどのやりすぎ妻になる人には、何か共通点はあるのだろうか。 「夫の権威が失墜している家庭は要注意ですね。本来、妻は夫を、夫は妻を尊敬・尊重しあうのが正しい夫婦のあり方。でも、妻が夫に頼りなさを感じるため、夫の言うことを聞かず、暴走する。あと、暇な奥さんも危ないです。だってテレビ番組に出てくる大家族を抱えて大忙しのお母さんがオーガニックに凝っているなんてこと、ありえないじゃないですか? 時間があるからこそ、過剰に何かに打ち込みすぎてしまうんですね」  そのほか、向上心が異様に高い人の場合、メディアやネットなどで提示される「ステキな奥さん像」に向かって、脇目もふらずに猛進してしまうケースもあるとか。こうした妻の暴走を食い止めるため、夫にできることはあるのだろうか。 「一日5回、自分の奥さんのことを褒めましょう。『料理がおいしい』『キレイだね』とか、何げないことでいいんです。そこで彼女たちの自己承認欲求を満足させ、『私は認められているんだ』と思わせてあげる。それが一番効果的ですよ」 【石原壮一郎氏】 コラムニスト。『大人養成講座』『大人力検定』などの著書を発表した「大人力」の第一人者。近著に、多くの人生相談を集約した『日本人の人生相談』(ワニブックス)など 取材・文/藤村はるな 水越恵理子 鈴木靖子 ― 過剰妻の“やりすぎ”被害報告 ―
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