「ソニー vs Oculus」VRシステムのライバル比較
“ゲームの中に入って楽しむ”という、ゲームファンなら誰しも一度は夢に見た世界が、いよいよ現実のものに。そのカギを握る“バーチャルリアリティ(VR)システム”に迫る!
◆前年に引き続きOculusは大盛況!
東京ゲームショウ2015では、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアのPlayStation VR(以下、PS VR)以外にもOculusのブースでVRシステムを体験できた。Oculusが出展したのは、HMDで視野角が広く、頭の動きに表示が追従する機能を備えたOculus Riftと、サムスンの “Galaxy 6S”や“Galaxy 6S edge”に取り付け、スマートフォンをディスプレイとして利用するGear VRの2つ。前者は個別の小さいブースで立体音響とともに体験でき、後者はブースの中央でシューティングゲームやアーティストのライブ映像などを体験することができた。
ゲームコラム二ストの卯月鮎氏は、PS VRとOculus Riftを試遊したうえで、解像度は後者が高いと判断。
「東京ゲームショウの時点では、Oculus Riftのほうが、個々のオブジェクトがくっきりと見えました。一方、PS VRは全体的な空気感や臨場感の表現に優れていて、ゲーム世界に入り込んだかのような感覚を強く味わえました」
また、装着感は「Oculus Riftはゴーグル式、PS VRはバイザー式と装着方法に違いはありますが、どちらも調節が可能でフィット感に差がありません。メガネをかけていても、両機種とも問題なく使用できました」と好感触だ。
完成度の高さを裏付けるように、Oculusのブースでも、試遊希望者が長蛇の列をつくっていた。「PCがホームグラウンドのOculus Riftに対し、人気コンシューマーゲームの資産が活用できるPS VRのほうが、コンテンツのアピール力では優位に立てそう」と卯月氏は分析しているが、よきライバルとして業界を盛り上げてくれそうだ。
●Oculus Rift
ほかのHMDよりも視野角が非常に広く、高感度のモーションセンサーや美しい3D映像と相まって、圧倒的な没入感が体験できるOculus Rift 。製品版の一般販売は、’16年の上半期を予定しており、価格は発表されていない
【卯月鮎氏】
ゲームコラム二スト。ゲーム雑誌の編集を経て独立。ゲームの紹介やコラム、書評などで活躍。詳細は、 http://differenceengine.blog109.fc2.com/
取材・文/黒田知道
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