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大切な商談に遅刻したときの対処法

◆ 大切な商談に遅刻。相手先はカンカンに怒ってしまっている。どう謝罪する?

平謝り 電車の遅延、タクシー運転手のミス……。仮にこうした正当な理由であっても、「遅刻をして言い訳めいたことを言うのは問題外」と語るのは心理学者の内藤誼人氏。

「怒りに火がついてしまった人間は、納得できる理由ではなく怒る理由を探そうとするもの。どんな言い訳だろうと火に油を注ぐだけになってしまいます。そもそも、遅刻が確定した時点で連絡を入れて事前謝罪をしておけば、相手の怒りゲージはそれほど高くならなかったはず。その非を素直に認めて、平身低頭して謝るべきなのです」

 では、具体的にはどのように謝罪すればいいのか? コミュニケーション講師の大嶋利佳氏いわく、“ボキャブラリー豊かに謝ること”がもっとも重要だという。

「『すみません』『申し訳ありません』といった同じ言葉の繰り返しは、その場しのぎな印象を与えてしまいます。『貴重なお時間を無駄にさせてしまいました』『本当に許されないことだと思っています』というふうに、“自分が悪かった”というスタンスだけではなく“相手に迷惑をかけてしまった”というスタンスに立って、誠実に言葉を選びましょう。また、オーバーかもと思うくらい深刻な顔をするのもポイントです。謝り下手な人は照れくささから顔がニヤけてしまったりするのですが、目が謝っていなければ謝罪の気持ちは伝わりませんからね」

 謝り下手の自覚がある人は、普段から鏡の前で練習しておこう。

【内藤誼人氏】
心理学者。立正大学特任講師。豊富なデータを駆使し、ビジネスや対人関係に実用的なアドバイスを送る。『「人たらし」のブラック謝罪術』(だいわ文庫)など著書多数

【大嶋利佳氏】
スピーキングエッセイ代表。研修講師として10年間で30冊以上のビジネス書を刊行。「出版実現講座」を主宰し本を出したい人への支援も行う。 http://www.ohshima-rika.info

イラスト/もりいくすお

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