普通の収入の会社員でも「資産1億円」は可能! 億超えを果たした人の傾向を分析
資産1億円なんて、どうせ他人事。あまりに数字が大きすぎて、多くの人は自分に縁遠いものと思うところだが、実際に資産1億円をつくった人々は果たしてどんな人なのか。その人物像を探るべく、週刊SPA!では、働きながら資産1億円を達成した億リーマン男性100人にアンケートを実施した。100人の総資産の平均は2.9億円、中央値は1.5億円だった(Q1)。
Q1.総金融資産
1億円 14人
1億~1.5億円 36人
1.5億~2億円 18人
2億~3億円 16人
3億~5億円 8人
5億~10億円 4人
10億円~ 4人
よほどの高収入でなければ億超えは難しいのではとの印象とは裏腹に、「世帯年収」の中央値は1500万円(Q2)。夫婦共働きのダブルインカムの家庭であれば、決して届かない稼ぎではない。
Q2.世帯年収
~500万円 8人
501万~1000万円 26人
1001万~1500万円 35人
1501万~2000万円 14人
2001万~3000万円 12人
3001万円~ 5人
また、億超えを達成している人の「平均年齢」は51.4歳で、「1億円を達成するまでの期間」の平均値は約14.5年だった。仮に40歳から資産形成を始めたとしても、退職前には資産1億円をつくることが可能になるということだ。
これらの結果について、実業家で日本の富裕層事情に詳しい金森重樹氏はこう話す。
「普通の年収の会社員でも富裕層になる方法がある。それは、『時間を味方につける』ことです。『ワールド・ウェルス・レポート』によると、日本人の富裕層の約8割が56歳以上。つまり、多くの人は時間をかけて富裕層になっているのです。浮遊層の“本流”はチャラい青年実業家などではなく、ゆっくりと時間をかけて資産を形成した堅実な中高年の人々なのです」
今回のアンケートでも、投資や事業で成功し短期間で富裕層になった人もいるが、20年、30年かけて1億円を形成した人も多い。
また、「節約していますか?」という問いに対して、「現在節約している」「以前節約していた」を合わせると78人が節約家であるという結果に。
さらに「副収入はありますか?」との質問で、95人とほぼ全員が投資か副業、その両方をしているという結果になった。
これらを受けて、経済評論家の加谷珪一氏はこう指摘する。
「年収500万~600万円の普通のサラリーマン家庭では、支出を収入以下に抑えて余剰資金をつくり、時間を味方につけて資産形成することが重要です。消費を楽しむより、お金が増えていくことに喜びを感じる感覚を持てる人なら、富裕層の仲間入りをする資質は十分。ただし、給料だけでは限界があるので、いかに収入源を増やしていくかがカギ。まずは奥さんに働いてもらい、さらに夫婦でできる副業となるトリプルインカムを見つけるといいでしょう」
節約をしながら収入を増やし、時間を味方につけて運用する。この王道こそが億超えまでの最短にして最速の道と心得るべし! <取材・文/週刊SPA!編集部 アンケート/エコンテ>
※週刊SPA!1月2・9日合併号「平凡な会社員でも[資産1億円]になる方法」より
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