観光客急増中の 石川県。実はカレー県でUFO多発地帯?
‘16年に北陸新幹線が開通し、訪れる観光客が大幅に増えている石川県。特に金沢は外国人の間で人気が高く、市内はホテルの建設ラッシュが続いている。
日本海に突き出る形で能登半島がある石川県は、海の幸が豊富。リクルートが行った『じゃらん宿泊旅行調査2018』では、「食べ物がおいしい」部門1位にランクイン。金沢市中心の近江町市場には旬の魚介類が並び、食堂なども多い。
だが、ここではあえて海の幸以外を挙げたい。それはカレーだ。
実は、石川県は人口10万人あたりのカレー屋店舗数が全国1位。ある意味、日本で最もインドに近い場所といえるのだ。
近年はステンレス製の皿にたっぷりのキャベツが一緒に盛られた『金沢カレー』が全国に伝播。なかでも『ゴーゴーカレー』は首都圏など各地でチェーン展開しており、一度は食べたことがある人も多いはずだ。
また、ちょっと変わったところでは『ハントンライス』という名の料理もある。白身魚やエビフライを乗せ、タルタルソースをかけた金沢発祥のオムライス風洋食メニューだ。ただし、地元民にも知らない人は多いそうで、県民なら誰も知っているご当地グルメというほどでもないようだ。
それと石川県は国内有数の日本酒の名産地でお酒好きにはたまらない土地だが、甘味好きも多い。チョコレートやアイスクリームの県民1人あたりの年間消費量や購入額が全国1位になったこともあり、石川県に「飲ん兵衛=甘いモノが苦手」は当てはまらないようだ。
ところで、石川県在住の友人や知人に年賀状などを送ったことのある人はいるだろうか? 実は、他県では見かけない表記が多い。
例えば、「イ・ロ・ハ」のいろは文字、「子・丑・寅」の十二支に「甲、乙、丙」の十干(じっかん)、さらに儒教用語などが1丁目、2丁目的な感覚で使われている。なぜこんな表記になったかは諸説があるが、一説には明治時代の地租改正の際、以前からの呼び名がそのまま残ったとも言われている。
筆者は昔、これを知らずに金沢在住の友人に年賀状を送った際、間違いだと思ってカタカナ部分を書かずに送ったら自宅に戻ってきたことがある。違和感があっても正しい住所である可能性が高く、荷物や手紙を送る際は気をつけよう。
今回は、そんな石川県にまつわる県民なら誰も知っているネタの数々を紹介したい。
金沢を訪れたらカレーを食え?
住所の表記がヘン?
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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