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若者の怒りが爆発して沖縄署を襲撃。警察は不都合な真実を隠蔽しようとしているのか?

―[今週の顔]―

警官の暴行で高校生が眼球破裂?

 令和版コザ騒乱か? 地元メディアの記者はそう感じたという。1月27日夜に若者ら約400人が沖縄署に石や卵、発煙筒などを投げ込み、警察車両などを破壊した騒動のことだ。発端はバイクに乗った男子高校生と巡回中の警察官との“接触”だった。
沖縄警察署襲撃

眼球破裂の重傷を負った男子高校生の写真がSNSを通じて拡散したことで若者たちの怒りに火がついたという

「コンビニにたむろしていた男子高校生は、付近で自転車の暴走行為に関する通報があり何台ものパトカーが巡回を始めたことから、補導を避けるためにバイクで散会。その際に路地で警官と接触し、さらに数百メートル走らせたところで『自損事故を起こした』と自ら119番通報しています。  ところが、救急隊や仲間には事故ではなく、『警棒ですぐられた(殴られたの意)』と話していた。おまけに救急搬送された先で眼球破裂という重傷を負っていたことがわかった。その情報がSNSを通じて瞬く間に拡散したのです」

隠蔽体質を糾弾する書き込みが溢れ…

 警察は接触の事実は認めたものの、殴ったか否かについてはいまだに明らかにしていない。こうした姿勢から、隠蔽体質を糾弾する書き込みが溢れ、警察署襲撃事件にまで発展したのだ。 「警察の巡回エリアなどを共有するための『沖縄県暴走情報会』というSNSグループには、警察を『パチみかす(叩くの意)』、インスタには『卵戦争だ』『嘘つき警察官を天ぷらに』といった書き込みが相次ぎました。卵を投げつけ、消火器で粉まみれにして、花火で揚げてやるという意のようです」
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警察は不都合な真実を隠蔽しようとしているのか?
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