M-1旋風を起こしたタイタン“太田光イズム”とは。所属6組中、2組が決勝
爆笑問題率いる芸能事務所タイタン。M-1グランプリ2022(テレビ朝日系列)でのウエストランドとキュウの活躍も記憶に新しい。所属芸人も少なく、今回のM-1でも7000組を超えるエントリーのうちタイタンの芸人はわずか6組。しかし、そのうち2組をも決勝に送り込む、タイタンとは一体どんな事務所なのか。いくつかの芸能事務所を経てタイタンに所属し、M-1ファイナリストとなったキュウ(ぴろ、清水誠)に聞いた。
――まずは、タイタン入所の経緯を。そして、所属して最初に感じたことを教えてください。
ぴろ:前に所属していたオフィス北野を辞める頃に、タイタンの事務所ライブに出るためのネタ見せに呼ばれて行ったんですが、落ちたんですよ。なので最初は、縁がないのかなと思ってました。
清水:そしたら、太さん(ウエストランド河本太)を介してタイタンのチーフマネージャーから連絡が来たんです。それで会ってみたら、なぜかもう所属するテイで話が始まったので、僕らとしては理解ができなくて(笑)。
――ライブでは落選したのに、いつの間にか入ることになっている(笑)。
ぴろ:僕らもこの所属の経緯を、今も理解できていないまま喋ってます(笑)。
清水:本当にドッキリかと思ってました。
ぴろ:なので、所属の経緯と最初に驚いたことは、この理解できない入り方ですね(笑)
――所属してみて、タイタンの風土で特徴的だと感じたのはどんな部分ですか?
清水:売れていない若手芸人なんて、雑用係として駆り出されたりとか、雑に扱われることも多いんです。でもタイタンは、所属していればどんなに売れていない芸人でも”タレントさん”と認識して扱ってくれます。すごく大事にしてくれるという印象ですね。
ぴろ:だから、普通に(太田光代)社長に「飲み行きましょうよ」って言えますもん。小さな会社なので、芸人としてというよりも人として近いという感じです。
――そこは、社長が意識している点なんでしょうか。
ぴろ:(爆笑問題の)太田さんの意識だと思います。太田さんは、「芸人が考えることが一番面白い」という考えで芸人を大切にする人なので、そのDNAなんじゃないかと。
清水:他はわかりませんが、僕らはマネージャーにネタに口出しされたことはないですね。
よくわからない入所の経緯
爆笑問題・太田光のDNA
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
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