24歳女性、ラーメン屋未経験から“ギャル店長”に。「宮崎県の“田舎”まで人を呼ぶ」アイデアと行動力の大切さ
ラーメン業界は、個人経営からチェーン店まで競争が激しいことで知られている。新しくオープンした店が、翌年には潰れているなんてことは珍しくない。
YouTubeのチャンネル登録者数は2万人を突破。現在は県外からわざわざ店を訪れる客も多いのだとか。
じつは彼女、まったくの“未経験”から店長になったという。勝算はあったのだろうか。今回は、その詳しい経緯や同店の“人で人を呼ぶ”秘訣に迫った!
赤リップが際立つメイクに、ハート柄が施されたネオンイエローのネイル。SNSでは、そんな「ギャル店長」を主役に、「社長」が引き立て役として時おり登場する。営業中は厨房の様子を生配信するなど、仕事の裏側からプライベートまで垣間見られ、親近感が湧いてくる。
ありすさんはラーメン屋“未経験”だったというが、いきなり店長になるなんて、不安はなかったのだろうか。
「ノリでやってみるかという感じでしたね(笑)。ラーメン屋自体は未経験でしたが、高校卒業後に何軒か飲食店で働いていたので、何かしら活かせる部分はあるだろうなって」(ありすさん)
とはいえ、一般的にラーメン屋は長く続けていくのが難しい世界と言われている。高原町の人口は8229人(※2023年4月)で本人いわく「めちゃくちゃ田舎」なのだとか。同店を経営する株式会社オイシードカンパニー代表取締役の村田健(むらたたける)さんがこう話す。
「いまのラーメン業界は全体的にレベルが上がっていて、どこで食べても美味しいじゃないですか。もちろん、大前提として味は大事なんですが、とても小さな町なので地元のお客さんだけで商売を成り立たせていくのは正直厳しいものがある。宮崎県の高原町という田舎までわざわざ人を呼ぶためにはどうしたらいいのか。やっぱり、“人”だと思ったんです」(村田さん)
そんななかで昨年7月、宮崎県西諸県郡高原町(たかはるちょう)にオープンしたラーメン屋「ムラタ拉麺」で店長を務める濵田亜利寿(はまだありす)さんが“ギャル店長”としてSNSで話題だ。
ラーメン屋“未経験”から店長に任命「ノリでやってみるか(笑)」
高原町まで足を運んでもらうためには…
明治大学商学部卒業後、金融機関を経て、渋谷系ファッション雑誌『men’s egg』編集部員に。その後はフリーランスとして様々な雑誌や書籍・ムック・Webメディアで経験を積み、現在は紙・Webを問わない“二刀流”の編集記者。若者カルチャーから社会問題、芸能人などのエンタメ系まで幅広く取材する。X(旧Twitter):@FujiiAtsutoshi
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