更新日:2014年12月08日 17:13
エンタメ

新生・東京パフォーマンスドールを直撃!「篠原涼子さんは“神”です」

 ’90年代初頭、’80年代のアイドルブームが終わり、「アイドル冬の時代」ともいわれた時代において、歌とダンスを中心にしたパフォーマンスで一斉を風靡したガールズユニットがあった。その名は、東京パフォーマンスドール(TPD)。当時、原宿のライブハウス「ルイード」を中心に活動していた彼女たちは、ライブに特化した楽曲作りや激しいダンス、さらに二軍性の導入など、今日のアイドルグループにも通じるような先進性を持った存在だった。  その後、’96年に活動を停止して自然消滅的に解散したTPDだが、そこからは所属メンバーだった篠原涼子や穴井夕子ら、多くの才能が巣立っていった。そういった意味でも、日本芸能史において、大きな功績を残した存在だといえる。  時は流れて2013年。十数年の時を経て、そんな“伝説のガールズグループ”が電撃復活することが発表された。なんと平均年齢15歳。倍率880倍というオーディションを通過した新メンバーによって第二章をスタートさせたTPDは、その第一歩として、8月15日から始まるデビュー公演「PLAY×LIVE『1×0』(プレイライブ ワンバイゼロ)」に挑む。
東京パフォーマンスドール

東京パフォーマンスドール

 伝説の“第二章”ともいうべき舞台上演を前に、新生メンバーたちはどのような心境なのか。リーダーの高嶋菜七と、上西星来を直撃した! ◆TPDという名前を、自分たちでもっと広げていきたい ――6月の結成発表から約2か月。活動にはもう慣れましたか? 高嶋: 少しずつ慣れてきた感じですね。6月に結成記者会見があったことで新聞とかTVのニュースに出させていただいて、それを見た家族や友人からの反応も凄くて、ようやく「ここに来たんやなぁ」と、実感が湧いてきました。 上西: メンバー全員が初めて顔合わせをしたのは2月頃で、それからは一緒にお稽古などをしてきたんですけど、1か月前に結成が正式発表されてからは、より一層、団結力が出てきて「皆でデビュー公演を成功させよう」っていう気持ちが強くなりましたね。 ――顔合わせ当初は、やはりメンバー同士で”ぎこちなさ”もありましたか? 高嶋: まぁ、最初はそうですね(笑)。全然知らない人同士だし、私も含めて地方出身者ばかりなので、お互いに違和感はありました(笑)。でも、今ではだいぶ慣れましたよ。ただ今でも、お稽古中とかは大丈夫なんですけど、メンバー同士で普段話しているときなどはやっぱりみんな方言が出ていますね。 上西: メンバーの脇あかりちゃんは大分県出身なんですけど、「食べなよー」って言うのを、「食べろ」って言うんですよ。だから最初は、「え、命令!?」って驚きました(笑)。すぐに勘違いだったって分かったんですけどね。 ――2人がTPDのメンバー募集に応募したきかっけは? 高嶋: 私の場合は、まず、「あるガールズグループのオーディション」という形の募集を見つけて、家族に相談したらやってみなよと賛成してくれたので応募しました。そしたら一次審査、二次審査、とドンドン進んで、緊張が増してきて……。気付いたら合格していたという感じですね(笑)。 上西: 私も同じように募集を見つけて、お母さんに相談したら「挑戦してみなさい」と言ってもらえたので応募しました。で、オーディションを受けて一次、二次審査の結果が来たんですが、「え、嘘でしょ?」と、なかなか(自分が合格だと)信じられませんでしたね。自分のなかで、落ちてもいいから自分を出しきれるまでやろうと思っていましたけど、まさか合格できるとは思っていませんでした(笑)。 ――お二人は現在16歳なので、むしろご両親のほうが初代TPDに詳しいのではないですか? 高嶋: そうなんですよ。実は最初は、TPDのオーディションだと分からずに応募していたんです。だから、合格メンバーが決まった後にスタッフさんから、「あなたたちはTPDを継ぎます」と言われて自分たちも相当ビックリしたんですが、むしろ両親のほうが驚いていました。「え、TPDなの!?」って(笑)。まさかTPDだとは思ってもみなかったみたいです。 ――初代のメンバーの方とはお会いしましたか? 高嶋: 当時リーダーだった、木原さとみさんとはお話させていただきました。「TPDにはすごく思いれがあるから、私たちの思いもバネに、頑張ってほしい」とエールもいただいて、「もっと頑張らないとな」って、より一層思いが強くなりましたね。 上西: 木原さんからは、「辛くなったらいつでも相談してね」って温かい言葉もいただいたんですよ。すごくいい人でした。 ――偉大な先輩がいることは、光栄なのと同時にプレッシャーにもなりますか? 上西: プレッシャーというか、TPDという名前を受け継いだからには、それを自分たちでもっと大きく広げていきたいって思いがありますね。だから、私たちなりの努力をしていくしかないなって、むしろ開き直りのような心境です(笑)。 【後編】に続く⇒https://nikkan-spa.jp/488109 ⇒メンバーの画像はこちら https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=487598 【東京パフォーマンスドール】 2013年6月、約17年を経て新メンバーで復活。8月15日からCBGKシブゲキ!!でデビュー公演「東京パフォーマンスドール PLAY×LIVE『1×0』(プレイライブ ワンバイゼロ)」のエピソード1をスタートさせる。その後、12月までの半年間、順次エピソード5までを上演予定。エピソード1: 8月15日(木)~18日(日)、エピソード2:8月22日(木)~25日(日)、エピソード3:10月12日(木)~14日(月・祝)、エピソード4:11月21日(木)~24日(日) 、エピソード5:12月20日(金)~25日(水)。エピソード1と2は各プレイガイドチケットで好評発売中。 公式HP(http://tpd-web.com/)、問い合わせ:03-5485-2252 <取材・文/日刊SPA!取材班 撮影/難波雄二 ヘアメイク/TAE、SACHI>
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