更新日:2014年05月22日 16:16
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【日々進化する頼もしい薄毛治療】育毛カクテル、ミネラル検査etc.

頬にはほうれい線が深く刻まれ、髪のボリュームは減り、アゴまわりにはでっぷりと肉が乗る……ある日、鏡を見て気づく中年男の現実はあまりに悲惨だ。SPA!は医療の現場に立つ美人女医45人を取材。30~40代の男性が若さを保つための秘訣や女性に嫌われる要因について、頭のてっぺんからつま先まで教えを請うた。 <美人女医に聞いたモテない体の特徴4位・薄毛> ◆育毛カクテル、ミネラル検査など、日々進化する頼もしい薄毛治療
入谷英里先生

入谷英里先生(銀座ソラリアクリニック・形成外科)

 昨今よく耳にするAGA(男性形脱毛症)は、40代での発症率が約30%といわれている。それほど珍しいことではないわけだが、やはり薄毛によって老けた印象を与えてしまうのも事実。アンケートでは案外「薄毛は気にならない」という人も多く、それよりも「中途半端な薄毛が見苦しくて嫌。潔くスキンヘッドに!」(皮膚科医)という意見が散見された。しかし、効果的な治療法があるのだから、試さない手はない。 「AGAは毛母細胞の働きが弱まっているだけで、発毛機能が失われたわけではありません。放置しているとどんどん進行してしまいますが、段階に合わせた適切な治療をすれば、進行を止め再び毛髪を成長させることが可能です。患者さんそれぞれの体質や髪質、症状に合わせた内服薬や治療、毛周期の各段階に合わせたアプローチが必要ですし、生活習慣の見直しも大切な要素なので、まずはクリニックに相談してみてください」  そう語る入谷英里先生の銀座ソラリアクリニックでは、6パターンの治療法から最適なものをチョイスしている。 「育毛カクテルといって、幹細胞から抽出した成長因子をベースに有効な成分をプラスしたものを頭皮内に導入することで、毛母細胞の働きを活性化させられます。直径0.3mmの細い針が36本付いているハンドピースで頭皮の真皮層に高周波を流しながら、カクテルを浸透させるんです」  また、患者の体質や症状を把握するために行う検査の中で、毛髪を含む体調管理にも有効なのが毛髪ミネラル検査なのだとか。
薄毛治療

VIVACEというフラクションレーザーを用いた治療。針跡は1日ほど残るが、ほぼ気にならない

「薄毛の原因のひとつに、体内のミネラルバランスの乱れがあります。毛髪を専門機関に送り、体内のあらゆるミネラル、また有害物質を細かく計測してもらいます。その数値を見ると、毛髪の成長と深く関わる健康状態を評価することができ、細胞レベルで病気の発症兆候を調べる指標にもなります。例えば亜鉛が少ないと男性機能が著しく低下しますし、有害物質だと水銀や鉛の蓄積量が多い人は、薄毛、慢性疲労、体臭、肌のシワやくすみで悩んでいることが多いのです。不足しているミネラルを食生活やサプリメントで補うようアドバイスしたり、先ほどの育毛カクテルを導入したり、総合的な治療で薄毛はかなり改善されますよ」 取材・文/愛されボディになり隊 撮影/高橋宏幸 ― [愛され中年ボディ]のつくり方 【6】 ―
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