更新日:2022年07月24日 17:51
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安倍昭恵首相夫人と三宅洋平氏、参院選を戦った“敵”同士が「対話」

突然、安倍総理に電話を始めた昭恵夫人

 このとき昭恵夫人は、突然携帯電話を安倍総理につなぎ、三宅さんとの対話が行われた。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1184323

安倍総理と電話で話す三宅さんと昭恵夫人

 三宅さんはTwitterで以下のようにつぶやいている。 「昭恵さんは、その場で総理と俺を繋いでくれた。『立場は各々ながら、国を思い世界を憂う国士として同じ気持ちだと思っています。選挙では多少口を荒らしましたが、失礼します』と伝え、『大丈夫です、それが選挙ですから』と総理は答えた」という。  このTweetが大炎上。三宅さんのタイムラインには批判的な反応が多かった。 「安倍政権にとりこまれたのか?」 「官邸による分断工作ではないのか?」  といった誤解があったという。 「私は純粋に『会いたい』『話してみたい』と思っただけです。なかなかストレートには伝わりづらいのだなと思いました」(昭恵夫人)  しかし昭恵夫人と同じく三宅さんも、選挙中から違った立場・意見の人と「対話」していく大切さを説いていた。

「対話」なくヘリパッド建設工事が強行される沖縄・高江

 そして後日、昭恵夫人が経営する居酒屋「UZU」で、あらためて対談することとなった。三宅さんは「どうしても無視できないできごとがある」と、対談の前にドキュメンタリー映画『標的の村』(https://youtu.be/raJ8vTr8r4c)を見ることを昭恵夫人にすすめた。  現在、政府が機動隊を大量投入し、米軍ヘリパッド建設工事が強行されている沖縄・高江の問題を追った作品だ。  2006年、高江にヘリパッドの話が出た時、防衛局が公民館で説明会を行った。それは話し合いでも説明でもなく「通告」だった。そして2007年に工事が始まった。「国と話しはついていない」と住民たちを中心とする座り込みが始まった。  まさに「対話」もなく政府が建設を強行しようとしているのが高江の現状なのだ。  週刊SPA!8月23日発売号では、その後行われた対談の内容を掲載。安倍総理に二人は何を伝えたのか? これからどう動いていくのか? 「対話」を重視する両者の今後に要注目だ。 取材・文/谷崎テトラ 撮影/白川徹
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週刊SPA!8/30号(8/23発売)

表紙の人/ 土屋太鳳

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