山本一郎氏、ノマド・ブームに「何言ってやがんでぇ!」

炎上案件という意味も含め、なんだか「ノマド」が注目を集めている。そんなノマド・ブームに山本一郎氏が物申す

◆ノマド信奉者が会社勤めをディスる不可解さ

山本一郎,ノマド

山本一郎氏

 組織で働く人の対抗軸としてノマド論があり、人を雇用する側からすると、「何言ってやがんでぇ」という話なわけです。

 ノマドは、自分が何でどう生きていくのかを定義して、それを磨きながら自分の生きていく領域をつくっていくということなのでしょうが、だったら、勤めながらそれをやればいい。なぜ、ノマドを信奉する人が会社勤めを批判するのか意味がわからない。よく「移動中は思考が柔軟になる」などと言うけれど、だったら、通勤電車でそう思ってりゃいい。コーヒー代に値する発想力がカフェで出たとしても、それがいくらの成果に結びついたのかまで考えなければ是非は言えません。

 会社はクオリティコントロールのために合理的なシステムです。人には好調不調があり、お金を儲けるまでのリードタイムがある。企画書や見積もりの作成など、カネにならない営業工程も会社が負担してくれるし、企画が通らなくても給料がもらえます。それらをすっとばして働きやすさだけにフォーカスするのはおかしい。

 面接で「ノマドです」と言われても、「で、あなたは何ができるんですか?」ってことですし、現実的な問題として、セキュリティ面でどこで働くのかは非常に重要な要素。ノマドだから雇うということはありえないし、むしろ逆。まあ、それ以前に、いい悪いは別にして、個人的に「そう言えてしまうお前ってなんなの?」と精神的に引いてしまうわけですけど。

 日本は自由をもてはやす風潮がありますが、その結果として生じる不自由にあまりにも無頓着すぎる。まあ、このノマドブームで10万人もノマドになったら10人くらいは成功者が出るかもしれない。そしたら、それはそれで面白いですよね。ごく一握りの成功者がいて、新しいロールモデルになり、その足元には大量の挑戦者の屍がある(笑)。まあ、それはもう社会の仕組みそのものですけど。

【山本一郎氏】
’73年、東京都生まれ。ブロガー・投資家・イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。著書に『ネットビジネスの終わり』ほか。http://kirik.tea-nifty.com/

― ノマド入門(笑)【7】 ―

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