「PCが不調」など小さなイライラの蓄積は危険
―[日常の[イラッと]を科学する]―
◆震災や節電も?“デイリーハッスル”という新たなストレス
一日の大半の時間を過ごしている「職場」。ささいな「イラッと」でも毎日蓄積されると、大きなストレスとなり病やトラブルに発展することも。
「ストレスというと、これまではパワハラとかリストラとか、大きなものばかりが問題となってきましたが、最近は、『デイリーハッスル』が重視されてきています。『デイリーハッスル』とは、日常のごく小さなストレスのことです。例えば、『よくモノがなくなる』とか『職場が寒い』とか『パソコンが不調』とか、そういう細かいイライラは、一つずつはたいしたことではありません。しかし、それらが積もり積もると、意外に大きなストレスになるのです。そして、自分でも原因がよくわからないままに、すごくイライラしやすくなったりします」(心理研究家の津田秀樹氏)

(https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=282310) 最近は、節電の影響から公共の場でも空調があまり効いておらず、不快さからイラッとしやすい条件にあるとも。 「既述のデイリーハッスルが増えているわけで、確実に以前よりイライラしやすくなっているでしょう。また、震災のように、自分ではまったくコントロールできないことに関するストレスはボティブローのように効いてきます。すぐにどうこういうわけではないですが、段々と深刻な精神状態になっていってしまう場合があります」 イラスト/ミラクル沼尾 ― 日常の[イラッと]を科学する【4】 ―
―[日常の[イラッと]を科学する]―
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