ネズミ、ハクビシン…飲食店も困惑する渋谷害獣事情

昨今、駅周辺の再開発など明るい話題の多い渋谷だが、そんな“表の顔”とは裏腹に、ネズミが巨大化&異常繁殖しているという。その凄まじい現状を追った――

◆街中のネズミの実態はほぼ把握されていない

まち情報, ネズミ, 渋谷, 生物, 衛生 渋谷で食べ物を扱う飲食店では、ネズミの被害が深刻になっている。

「夏のある日、空調から異臭が出て業者を呼んだら、エアコンの中からネズミの腐った死体が……。業者の話では、一度奥まで入ったら出てこれなくなるヤツが多いらしいです」(小料理屋店主)

「去年の8月に、ゴミをためるバケツの底にウジ虫がわき、それをネズミが食べて暴れまわっていた。もう、地獄絵図です。店長には『日常茶飯事だ。忘れろ』と言われましたが……」(焼き鳥店店員)

 客側としては衛生面で不安になるエピソードだが、店舗側にも苦しい事情があるという。渋谷のカフェ経営者が話す。

「円山町に店を構えて5年目ですが、ネズミが増えだしたのはここ1年です。もちろん、前から駅の近くにはいましたけど、道玄坂を越えたエリアでネズミが出るって話は聞いたことがなかった。駆除をしたいのですが、結構費用がかかるんです。それに、うちの店だけやっても意味がなくて、ビル丸ごと駆除しないといけない。けど、飲食店以外のテナントは『お前の店が悪い』と言うし、店はそれぞれ営業時間が違うから、まとまった駆除作業もできない。当然、ビルオーナーも含めて費用負担の分担も問題になります。結局、市販の殺鼠剤を試したんですが、まったく効きませんね。季節に関係なく出るし、保健所や区も対策をしないので、正直、八方ふさがりなんです」

 このようにネズミが異常繁殖しているのは明らかだが、正確な調査はほとんど実施できていないのが現状だ。渋谷区生活衛生課は「屋外のネズミには対応しきれず、実数も把握できていない」と話す。 

 また、有害生物の防除・防疫活動を行う東京都ペストコントロール協会によれば、「昨年、当協会には渋谷区で54件のネズミの駆除相談が寄せられたが、それは主に個人宅からのものでした。特定の人が気づかない路上に出現するネズミの正確な生息状況は、把握が難しい」という。誰もその実態をつかめないまま、ネズミは増え続けているのだ。

⇒【画像】※閲覧注意
http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=481339


◆ネズミだけにあらず!渋谷に出現する他の害獣

 渋谷で躍動しているのはネズミだけではない。ゴキブリやカラスなど定番の害虫・害獣に加えて、近年、渋谷を含めた23区内で急増しているのが、ジャコウネコ科の外来種ハクビシンだ。全長は大きいもので110cm、体重は3kgを超え、小型犬に匹敵するほどの大きさになる。イタチに似たかわいらしい風貌だが、性格は凶暴で、一戸建て住宅やマンション、ビルなど出没場所もさまざまだ。有害生物の防除・防疫活動を行う東京都ペストコントロール協会によると、「雑食性のハクビシンは天井裏などにすみつき、ネズミとは比べものにならないほどの足音や糞尿などの被害があります。ひどいケースだと、尿が天井から垂れてきたり、天井が腐って落ちることもある」。

 同協会に寄せられた目撃・相談件数は昨年だけで20件を超えるという。

 また、厄介なのがハクビシンの多くが感染している疥癬(かいせん)という皮膚感染症の一種だ。

「野生のハクビシンは皮膚病に感染していることがあり、猫や犬、人間にも感染する恐れもあります。毛の抜けた個体を目撃した場合、絶対に近づかないでください」(東京都環境局)

 感染すると全身に湿疹ができ、強い痒みに襲われるという。このように厄介な存在であるハクビシンだが、鳥獣保護法により許可を受けた業者でないと捕獲・駆除をすることはできない。一般市民としては近づかない以外に有効な手立ては、いまだにないのだ。

― 渋谷で巨大ネズミが異常繁殖中【2】 ―

新感覚の氷点下ハイボール「ブラックニッカハイボール(350ml)6缶セット」を抽選で10名様にプレゼント

NIKKA
sponsored
「フリージングハイボール」とは、 クセのないクリアな飲み心地のブラックニッカ樽詰めハイボールを使いアサヒビールが独自に開発した氷点下(-2℃~0℃)抽…

合コンで「痛い男」認定される言動――初対面で年齢や容姿をいじる、勝手な判断やアドバイスをしがち…

合コンで「痛い」認定される男の発言には特徴がある
 飲み会や合コンでは、日夜「痛い発言」が飛び交っている。どんな発言が痛いと思われてしまうのか。ツイッターで男性の勘違いや女心の機微をつぶやいて多くのR…

連載

ばくち打ち/森巣博
番外編その3:「負け逃げ」の研究(31)
メンズファッションバイヤーMB
オーダーシャツが4980円でつくれる激安時代、プロも驚く採寸システムとは?
山田ゴメス
女子の間で秘かに流行りつつある「朝セックス」ブームは、男にとっても好都合なワケ
オヤ充のススメ/木村和久
竹原ピストルがオヤジのハートを鷲掴みする理由
フミ斎藤のプロレス講座/斎藤文彦
ブレット対ストーンコールド=序章――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第235回(1996年編)
英語力ゼロの46歳バツイチおじさんが挑む「世界一周 花嫁探しの旅
「今夜、君に恋に落ちてしまいそうだぜ」――46歳のバツイチおじさんはクサすぎるセリフをさらりと口走った
原田まりる
芸の細かさが目立った2016年地味ハロウィン
大川弘一の「俺から目線」
平穏を望む銀座ホステス・美琴――連続投資小説「おかねのかみさま」
プロギャンブラー・のぶき「人生の賭け方」
一流芸能人GACKTのギャンブルセンスをプロギャンブラーが採点
爪切男のタクシー×ハンター
チンコのような温かさで私を強くきつく抱きしめて
フモフモ編集長の今から始める2020年東京五輪“観戦穴場競技”探訪
希望の星は16歳のJK! ジャッジ次第で天国と地獄[五輪最恐の採点競技]とは?
元SKE48/SDN48・手束真知子の「フリーランスアイドル論」
アイドルはいつでも迷っているんです「集客ができない! フォロワーが少ない! 肩書きがない…」
おじさんメモリアル/鈴木涼美
「ね~え、一緒にお風呂入ろう?」リーマンショックで落ちぶれたおじさんの哀号
僕が旅に出る理由 in India/小橋賢児
北インド秘境で「宇宙に住んでいる」と実感した――小橋賢児・僕が旅に出る理由【最終回】

投稿受付中

バカはサイレンで泣く 投稿受付中
佐藤優の人生相談 投稿受付中