燃費至上主義の日本、エンジン技術で世界に出遅れ!?
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
かつて、お釈迦様が悟った“中道”は、苦行や快楽主義に走ることなく、目的にかなった適正な修行方法をとること。何事も程よさが肝心なわけで、それは自動車業界も同様です。燃費至上主義はわが国だけ。世界では、ほどよくスポーティで燃費がよいダウンサイジングターボが主流に。今や韓国にすら負けそうな日本のエンジン研究の現状をリポートします!
MJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi
望月浩彦=撮影 Photographs by Mochizuki Hirohiko
◆韓国にも劣る!? 世界の主流技術で出遅れた日本のエンジン研究

- スバル・レヴォーグ。6月発売。1.6リッターターボモデル(170馬力)は、プロトタイプ段階ではやや物足りない感じだったが……
- スズキ・ハスラー。日本の軽ターボは究極のダウンサイジングターボだが、さすがにダウンサイジングすぎて世界の主流にはなれない
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
この連載の前回記事
【関連キーワードから記事を探す】
原子力発電の割合は約78%。世界一の原発大国フランスのEV(電気自動車)事情
モテないカーマニア(37歳独身)がファミリーカーを買った理由
プリウスより60万円高の新型プリウスPHVは50年かかってもモトを取れない!?
トヨタC-HRはアメリカのイナカッペに買ってもらわにゃならないクルマ
不正があってもVWやアウディのクルマを買うならディーゼル車が一番
原子力発電の割合は約78%。世界一の原発大国フランスのEV(電気自動車)事情
プリウスより60万円高の新型プリウスPHVは50年かかってもモトを取れない!?
ジャパン・クオリティの電動バイクを世界に。社員25名で熱く燃えるベンチャー企業
なぜ日本車は「ダウンサイジングターボ」で出遅れているのか?
フェラーリとパッソで走ること500km。燃費は3倍も違わなかった?
トヨタC-HRはアメリカのイナカッペに買ってもらわにゃならないクルマ
ドイツでもっとも売れてるSUVが日本に上陸 不正は忘れたから早くディーゼルモデルがほしい!
ポルシェがスバルの縄張りに進出!? “スバルのドコドコ音”がする新型ボクスターはありなのか?
メルセデスがイモに感じるほど美しいジャガーのSUV。10年後ならアンダー300万円も可能?
VW車の世界販売は増加! VWのディーゼル車の国内導入はいつなのか?
この記者は、他にもこんな記事を書いています