写真の御仁は、現在モテないカーマニア界をリードするキング・オブ・モテないカーマニアことフナタンとその愛車、日産パルサーです。男の草食化が進んでいるのはカーマニア界も同じで、昨今はこうした草食系カーマニアが増えている模様。ギラギラ、オラオラとは一切無縁。ただクルマが好きなんです。今回はそんな草食系カーマニアの生態を解明します！ MJブロンディ＝文 Text by Shimizu Souichi 池之平昌信＝写真 Photographs by Ikenohira Masanobu 　昔はカーマニアと言えば走り屋。男性ホルモンをほとばしらせつつ爆走するものだったが、近年は激しい草食化の波に洗われ、盆栽いじりの方向に進んでいる。そこから生まれたのが、モテないカーマニアという分野だ。 　そのモテないカーマニアを代表する人物が、今回紹介する“フナタン”こと小鮒康一氏なのです！ 　ルックスは、ご覧のような小太り系ピュア草食。好物は国産旧車だ。それも、とりわけ地味なパルサーやグロリア、あるいはサンバー、ダイハツ・デルタワイドといった、テッパンでモテそうにないポンコツを、捨てネコを拾うようにして複数台所有（いずれも0円～30万円程度）。5年前にはサラリーマンをやめて自動車ライターになり、仲間と山間の元豚舎（！）を借りて共同ガレージに。モテないクルマを集め、休日ちょこちょこいじって暮らしている。これじゃモテるわけないよネ！ ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1324301 「これでも6歳くらいまでは、『女の子みたいにカワイイ！』って言われてモテたんですけどねー」（フナタン） 　以来37才の今に至るまで、一貫してモテない人生を歩んでいるそうな。ステキだ……。 　そんなフタナンが最近、なんと新車を買った。その名はノートeパワー！　日産がガソリンエンジンで充電しながら走る電気自動車と称するシリーズハイブリッドカー（エンジンは発電のみ動力源はモーターのみのハイブリッドカー）である。こんなフツーっぽいファミリー向けエコカーをフナタンが買うなんて、いったいどうして!?