今どきの学生がなぜ過激派に走るのか?【中核派の若者に直撃インタビュー】

 11月13日、100人を超す機動隊員が京都大学の学生寮「熊野寮」に突入した。警視庁公安部による家宅捜索である。この一件を報道するメディアではこの熊野寮を指して「過激派」という言葉も使われていたが、京都大学全学自治会同学派の委員長によれば、「実態として、中核派の人もいるし、僕は路線を支持しています。だからって、寮の住人が皆、中核派じゃありません」とのこと。

 この事件の顛末はさておき、60年代、70年代の「革命の季節」がはるか昔のことに思える現代においても、「暴力革命を否定しない」と真剣な眼差しで語り、新たに活動に参入してくる若者がいる。彼らはなぜそこに集まり続けるのだろうか。

 今回、週刊SPA!はいわゆる過激派と呼ばれる党派の主義主張を取材するため、さまざまな党派にコンタクトを試みた。当初の想定以上に困難を極めた交渉の末、中核派の若者のインタビューに成功した。

◆過激派・学生運動に身を投じた若者の本音

今どきの学生がなぜ過激派に走るのか?

中核派の旗を背に革命について語る齋藤君。暴力は否定しないとキッパリ

 待ち合わせ場所に指定された、すき家の前から電話したら「すぐ行きます!」と牛丼をかき込んで出てきたのは、中核派全学連委員長の齋藤郁真君。「(立て看の)ゲバ字は書けないですね」と笑う好青年だ。でも、彼の語る言葉は「熱血」という言葉が似合う。

「革命は無血では行われません。労働者がストライキをやれば警察が介入し、暴力事件になることもあります。労働者が目標を貫徹するためには暴力のぶつかり合いは避けられません。だから暴力革命は必要なんです」

 今回の衆院選でも中核派は候補者を擁立しているが、あくまで革命のための宣伝だと言い切る。「政権が左翼になっても、体制が変わらなければなにも変わりませんから」

 では、革命まであと何年くらいかかるのかという問いには「私はあと2~3年で塗り替えてやろうという決意はあります」と情熱を見せる。そんな中核派が、革命へと至る運動のなかで重視しているのが、戦う労働組合の建設だ。

「すべては労働問題が軸になっています。戦争をやるにしても労働者が動かなければ生産も輸送もできません。だから、ストライキで戦争を止めよう。全世界の国際連帯で戦争を止めようというのが、私たちの主張です」

 齋藤君は最後にこう結んだ。

「中核派は本気の党派ですから」

 革命への情熱をひしと感じる、力強い言葉であった。

※12/2発売の週刊SPA!では「今どきの学生がなぜ過激派に走るのか?」という特集を掲載中

<取材・文/週刊SPA!編集部>

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