更新日:2011年12月19日 09:30
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エアコンのフィルター掃除で6%節電に

ちょっとした工夫でカンタンにできる賢くお得な節電方法を達人に聞いた! では、この冬に行うべき節電方法を、具体的に確認してみよう。 ◆エアコンはフィルター掃除で6%の電力削減  まずは、家庭の消費電力の4分の1を占めるエアコンの節電法。 「設定温度を1~2℃下げるだけでも大きな節電になりますし、フィルターを掃除して目づまりをなくせば、6%の電力削減になります。暖房を使うときにカーテンを閉めるのは基本ですが、断熱シートを窓に貼れば、暖房効率はより高まります」(節約アドバイザー・矢野きくの氏) 「エアコンの暖気は天井付近に溜まって、床付近と5~10℃ほどの温度差が生まれてしまうため、扇風機で室内の空気を循環させると省エネになります」(矢野氏)  また、「消費電力の少なそうな電気ストーブに」という節電の心がけが、逆に落とし穴になることも。 「最新の省エネ性能の高いエアコンは、消費電力が旧製品から40~50%程度も削減されているものがあります。そのため、古い電気ストーブを使ったほうが、エアコンよりも消費電力が大きくなってしまう場合が多々あるんですよ。自宅の暖房器具の消費電力がどの程度なのかを、きちんと把握をしておくことも大切ですね」(同)  また、エアコンの設定温度を下げる際には、充電式の暖房器具がお助けアイテムになりそうだ。 「eneloopの充電式のカイロや、無印良品の充電式ネックウォーマーなどがオススメです。USB接続で暖かくなる座布団やスリッパなどは、オフィスで使うにも便利そうですね。なお充電は、電力需要の少ない時間帯に済ませておくようにしよう」(同)  また、昔ながらの暖房グッズも上手に利用したいところ。 「湯たんぽは就寝時以外にも、さまざまな利用法があります。例えばコタツの電源をつけずに、湯たんぽを入れておくだけでも、中は十分に暖かくなります。デスクワークをするときも、足元に湯たんぽを置くだけでビックリするくらい体が温まりますよ」(同) コタツについてはこんな方法も。 「床との間に段ボールを敷くと、床からの冷気を遮断し、中の暖気も閉じ込めてくれるので、暖房効率は格段に上がります」(同) 「家族と暮らしている人は、ほかの暖房器具の電源を切って、みんなでコタツで食事をするだけでも、大きな節電になります。個人個人が別々にやっていたことを一元化して、シェアをするという考えは、節電でも効果的なんです。同じ発想で、各部屋に1台ずつテレビやパソコンは必要なのか? と考えてみましょう」(環境経営戦略総研・村井哲之氏)
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 また、冬場の節電には室内での衣類にも気を使いたいところだ。 「各メーカーが出している機能性下着やダウンジャケットは、室内で着るにもオススメです。家事などの作業時は、動きやすいダウンベストが便利ですね。流行している『着る毛布』やハラマキを利用するのもいいでしょう」(矢野氏) 【矢野きくの氏】 家事アドバイザー・節約アドバイザー。All About「節約」ガイド。暮らしの効率化、家庭の省エネなどを専門に各種メディアで活動。著書に『幸せな時間とお金を生み出す! シンプルライフの節約リスト』など 【村井哲之氏】 環境経営戦略総研代表取締役社長。環境プランナー。環境経営・コスト削減の専門知識を生かし、講演や各種メディアへの出演等でエネルギーコスト対策、節電アドバイスなどを行う。著書に『エコ節電の教科書』 ― 冬版 電気フリー生活に挑戦!【2】 ―
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